岸田文雄首相は12月6日、臨時国会で所信表明演説を行った (Photo by KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

首相、55兆円規模の財政政策発表 安全保障強化、憲法改正に意欲

岸田文雄首相は6日午後の衆議院本会議で所信表明演説を行った。医療体制の確立と大規模な財政政策でコロナからの回復を目指すほか、デジタル化政策や災害対策などにより国力を向上させると強調した。明言は避けたが中露の圧力により厳しさ増す安全保障環境について、日米同盟やASEAN諸国、日米豪印枠組みを通じてインド太平洋地域諸国との関係を強化していく方針を示した。

首相は冒頭「遠きに行くには必ず近きよりす」と述べ、コロナ対策や経済政策には順番が大切だと強調。ワクチン接種が進む欧州で感染拡大が進んでいることから「最悪の事態を想定する」とし、全世界を対象に外国人の入国停止に踏み切った例を挙げ今後もスピードを重視した対策に取り組むと述べた。

支援策として、総額55.7兆円の「コロナ回復、新時代開拓のための財政対策」を打ち出した。感染拡大に備えるために13兆円規模の資金を投入するほか、新型コロナで打撃を受けた事業者等に17兆円規模の支援を行う。さらにデジタル化や気候変動問題への対応として、20兆円規模の財政資金を投入する考えを示した。

▶ 続きを読む
関連記事
インドネシアのプラボウォ大統領が3月29日から31日まで、大統領として初めて公式実務訪問賓客として日本を訪れる 。天皇陛下との御会見や高市総理との首脳会談が予定されており、両国の連携強化が期待される
3月末、フランスのマクロン大統領夫妻が公式実務訪問賓客として来日。両陛下との御会見や高市首相との首脳会談が予定され、両国関係の深化が期待される
米国の次世代ミサイル防衛構想「ゴールデン・ドーム」に日本が参加へ。高市首相とトランプ大統領の首脳会談で表明予定。極超音速兵器(HGV)への対処や宇宙・防衛協力の深化など、日米同盟の新局面を解説
なぜ中国は今になって「慰安婦問題」を蒸し返すのか? その裏に隠された日本から【沖縄を奪う】ための恐るべき罠とは?
国民生活や経済の基盤となるエネルギー問題。中東での原油生産減少に対し、日本や世界はどう動いているのか。最新の外務大臣談話をもとに、市場安定化に向けた取り組みと日本政府の対応方針を紹介する