『聖書』によると、ノアの方舟の様式、素材、大きさなどは、すべて神の教えに従っていました。しかしこの方舟には舵がありませんでした。遺跡では、方舟の正面に窓もなければ、操舵室もなく、採光の天窓しかありません。それは何故でしょうか。舵がなければ、方舟は水の上でどのように航行したというのでしょうか。
ノアの方舟に舵がなかったのは、そのような人類最後の大災害で、逃げる場所はなく、人間は周囲の環境を見るよりも、神の教えに従うだけでよいということではないでしょうか。神の教えに従うことこそが唯一の救いであるからです。
ノアの方舟には舵は必要ありません。神が舵を取ります。
人類を滅ぼした大洪水から生き残ったノアの方舟は、何の疑いもなく舵のない方舟を作ったノアの神への信念の表れでもあります。完全に神様に身を任せてこそ、未来があるのです。
現在、神を信じる多くの人は、確かに敬虔な心で祈りを捧げていますが、どうしてもあれこれ考えたり、心配したりなどして、結局は自分しか信じておらず、ひいては、神の按排すら信じていないのです。しかし、神の按排は人の予想をはるかに超えており、人間の考えでは決してその深い意味を理解することはできません。
現在の人類は滅亡の危機に直面すると、世界の様々な予言が語っています。ノアの時と同じように人類は十分な時間を授けられたし、警告も聞きました。
ノアの時代、神は洪水で人類を滅ぼしたと同時に、救いの方舟も用意しました。しかしノアの警告を無視したから、人々は救いを得られなかったのではないでしょうか。はっきり言えば、命を失った人々は、結局は神様の存在を信じなかったのではないでしょうか?
しかし、ノアの方舟の存在が確認されれば、それはもう信じるか信じないかの問題ではなくなります。しかし今、あなたは救いの方舟を見つけられたのでしょうか?
(作者 秦順天/翻訳編集 千里)
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