海軍大学校の報告書が、台湾侵攻において中国共産党軍(以後、中共軍)が抱える重大な弱点を指摘していた。写真は4月撮影(2021年 ロイター/DADO RUVIC)

中国軍の上陸、輸送能力踏まえると困難 台湾国防部が分析

[台北 13日 ロイター] – 台湾国防部(国防省)は13日、中国が台湾に軍隊を上陸させ、港や空港を占拠して台湾に全面的に侵攻することは、中国の兵士や物資の輸送能力を踏まえると難しいとの見方を示した。

国防部は議会への報告書で、中国の輸送能力は現時点で限られており、全ての部隊を1度に台湾に上陸させるのは難しいと指摘。港湾施設を必要とする「非標準的な」ロールオン・ロールオフ船や空港を必要とする輸送機に頼らざるを得ないとの見方を示した。

ロイターが確認した報告書は「台湾軍が港や空港を断固として防衛するため短時間の占拠は難しい。上陸作戦はかなり高いリスクに直面する」としている。

また、上陸部隊に武器や食料、医薬品を供給する上で中国は物流面での課題にも直面していると指摘している。

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