彼は中国共産党の洗脳プロパガンダを信じなかった。
1999年7月20日、中国共産党は法輪功への残虐な迫害を開始しました。24時間テレビで放送されている嘘に文長さんは息を呑んだと言います。
「実は法輪功への迫害は1998年から始まっていました。例えば、私たちは公園での煉功を許されず、世話人は政府から嫌がらせを受けていました。しかし、私も祖母も法輪功に対して迷いや疑問を持つことはほとんどありませんでした。私たちが直接、実感したことは、嘘では変えられないからです。中国共産党は、法輪功が善を教え、社会に害を及ぼさないことをよく知っていながら、善良な人々を迫害しており、それは真実を知らない普通の人々の無知ではなく、悪です」と文長さんは強調しました。
迫害を受けていた最初の2年間、文長さんと祖母は互いに励まし合いながら堅実に修煉を続け、2004年には華中科技大学に入学しました。
大学時代のことになると、文長さんは少し罪悪感を感じています。
「大学時代は、家が遠いために祖母と一緒に修煉できず、迫害のプレッシャーから修煉を怠っていました。しかし、やはり、法輪功は私の心に根付いていました。ゲーム、酒、タバコの誘惑に負けないようになった。また、当時はキャンパスの外で男女が同居する学生も多かったのですが、それらにも対抗することができました」と文長さんは言いました。
2008年に大学を卒業した後、文長さんはアメリカへの留学の機会を得ました。
低迷していた人生、修煉で好転
しかし、アメリカでの最初の3年間は、彼にとって人生のどん底の時期でした。
彼は、「最初の3年間は、アメリカの文化に順応するための過程でした。特に3年目は、学業面でのプレッシャーが特に大きく、研究もうまくいかず、最も苦しい思いをしました。決まった通りに卒業できないという恐怖と、感情の起伏が相まって、少し心が押しつぶされていました。その時、祖母と一緒に法輪功の修煉をしていた頃のことを思い出しました」
「人生のどん底にいたその時、私は1996年と同じように法輪功を学び、実践し始めました。人生で2回目の重要な転機となったのです。しかし、今回は子供の頃とは違っていました。若い頃は、祖母と一緒に修煉していましたが、今回は私が自分の意志で修煉しました」
文長さんは、人生の中で解決できない疑問がたくさんありましたが、修煉を続けることで答えが見えてきたそうです。
「混乱や困難に遭遇することはあっても、比較的冷静に対処することができました」と語っています。
「この考え方の変化で、すべてが変わりました。勉強も人生も非常に明確になり、目の前に明確な道があると感じています」
2014年、文長さんはアメリカのテキサス大学で物理学の博士号を取得しました。
卒業後は、世界的に有名なカーネギーメロン大学で4年間のポスドク生活を送りました。
現在は、カリフォルニア大学の助教授兼博士課程の指導教官として、基礎物理学の研究を続けています。
恩師への感謝の気持ちは言葉では表せない
時が経つのは早いもので、「24年間、修煉の道でつまずいてきましたが、振り返ってみると、師父の教えは、とても寛大な心に満ちていることをしみじみと感じさせてくれました。
師父は「人に親切にしなさい」「ひねくれないように」といつも私たちに励ましてくれました」
世界法輪大法の日である5月13日、文長さんは「師父に言いたいことがたくさんありますが、なかなか言えません。師父への感謝、そしてゆるぎない使命に立ち向かう決意など、言葉では言い表せないほどの本心があります」と文長さんは、最後に語っています。
(完)
(翻訳・里見雨禾)
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