新指導要領対応の教科書、検定に初合格 成人年齢引下げなど時事的話題も
新たな学習指導要領の導入に際し、文部科学省は29日、教科書検定に合格した239点の教科書を発表した。問題意識に基づき探究的な学習ができるよう教科書が再編されたほか、成人年齢の引き下げや時事的な話題を反映した内容が盛り込まれた。
文部科学省の発表によると、令和5年度から使用予定の教科書のうち、239点が合格となった。そのほか高校教材2点は申請取り下げとなり、中学校の社会科教材(歴史的分野)1点が不合格となった。
4月から民法改正により成人年齢が20歳から18歳に引き下げられることを踏まえ、未成年者の取消権を18歳、19歳が主張できなくなることや、金融リテラシーに関する内容が盛り込まれた。
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