ピラミッドの謎その1:ピラミッドにまつわる偶然の一致
古代ギリシアの数学者アルキメデスは円周率を3.14まで正確に計算した最初の人物です。アメリカ大陸で円周率が普及したのは16世紀頃、ヨーロッパ人が上陸した後のことでした。そのため、エジプトのクフ王のピラミッドと、テオティワカンの太陽のピラミッドの設計上の数値が円周率と一致していることが、学者たちを驚かせました。
幾何学構造上、どのピラミッドも2つの要素を含んでいます。地面から頂点までの高さと、ピラミッド底面の周長の比率です。
エジプトのクフ王のピラミッドの高さ(481.3949フィート)と周長(3023.16フィート)の比率は、ちょうど円の半径と円周の比率と等しくなります。
このことから、ピラミッドの設計者はすでにこの原理を理解し、それをピラミッドの建設に用いたということが分かります。
クフ王のピラミッドの4つの面の傾斜角度はともに52度で、それに対し、テオティワカンの太陽のピラミッドは43.5度とやや緩めです。底辺の周長は2932.8フィートと、クフ王のピラミッドの周長に近いですが、しかし、太陽のピラミッドの高さは233.5フィートしかなく、クフ王のピラミッドよりかなり低いです。
このことから、クフ王のピラミッドと太陽のピラミッドの間には同じような数学的観念が存在していることが分かります。こういった観念があるということは、球の体積や面積を知ることもできたということで、つまり、エジプト人やマヤの人々にはその頃から、球体という概念がすでに存在していたということになります。
もしかすると彼らは、とっくの昔から、地球が丸いことをすでに知り、地球の体積や面積なども計算していたのかもしれませんね。
(つづく)
――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。