国連では7日、米国をはじめ11カ国が度重なる北朝鮮のミサイル発射に対して安全保障理事会が行動を起こしていないことを非難する声明を発表した。写真は、安保理で発言するトーマスグリーンフィールド米国連大使。2022年3月7日に撮影。(2022年 ロイター/Carlo Allegri)

国連安保理の北朝鮮対応、日米など11カ国が非難声明

[7日 ロイター] – 国連では7日、米国をはじめ11カ国が度重なる北朝鮮のミサイル発射に対して安全保障理事会が行動を起こしていないことを非難する声明を発表した。

安保理の非公開会議後、トーマスグリーンフィールド米国連大使が声明を読み上げた。

今年に入ってからの北朝鮮による相次ぐミサイル実験は、複数の国連決議に違反していると非難し、「北朝鮮が安全を脅かす行動をエスカレートさせる一方、安保理は沈黙を続けている」と主張した。

また「弾道ミサイル発射に対して何の行動も起こさないのは、北朝鮮対応における安保理の信頼性を損ない、核不拡散体制を弱体化させる」と述べた。

米国は北朝鮮との真剣で持続的な外交に向け引き続きコミットしているが、北朝鮮は弾道ミサイル発射をエスカレートさせている」と非難。「北朝鮮の挑発に対し、他の安保理理事国と協力して相互に合意可能なアプローチを決定する用意がある」と強調した。

非難声明に参加したのは米国のほか、アルバニア、オーストラリア、ブラジル、フランス、アイルランド、日本、ニュージーランド、ノルウェー、韓国、英国。

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