「最も健康的な野菜11種」これを食べて夏も元気に(2)

(前稿より続く)
6、ニンニク

ニンニクの匂いは好みが分かれるところですが、ニンニク自体は健康に大変有益な野菜です。

ニンニクには、独特の匂いを放つアリシンが含まれています。
アリシンには、抗酸化作用や動脈硬化を防ぐはたらきがあり、肝臓がんの予防や治療にも効果が期待できるとされています。

ニンニク、ショウガ、唐辛子、シナモン、ウコン、クローブなどの各種スパイスは、いずれも血糖値を下げるのに役立ちます。(Shutterstock)

7、キムチ

韓国の伝統的な食物であるキムチは、白菜、キャベツ、大根、キュウリなどを発酵調味料に漬けて作ります。

キムチは、体内のコレステロールレベルを下げるとともに、腸内の有益な細菌叢の維持にも役立ち、免疫機能を高めます。

8、ビーツ

ビーツは、赤い根菜でカリウムを多く含みます。
そのほか、ビーツの根にはビタミンC、ビタミンA、ビタミンK、カルシウム、鉄分なども含まれています。

ビーツのもつ強力な抗酸化作用から考えると、それらは私たちの細胞が受けるDNA損傷を防ぐとともに、抗がん作用も発揮することが期待できます。

ビーツは赤い根茎をもつ野菜です。(Shutterstock)

9、ニンジン

ニンジンは、ビタミンAおよびカロテノイド、特にβカロテンの豊富な供給源として知られています。

研究によると、ニンジンを食べることで免疫機能や目の健康がサポートされ、さらに肺がんのリスクを減らすと言われています。

研究によると、ニンジンを食べることで、肺がんのリスクを減らすことができます。(Shutterstock)

10、芽キャベツ

芽キャベツは、通常のキャベツの新芽で、ベルギーでは料理に常用される野菜として知られています。

芽キャベツもキャベツと同様、アブラナ科に属する野菜ですので、ビタミンC、ビタミンK、水溶性食物繊維、葉酸などが豊富に含まれています。

水溶性食物繊維は、消化されると腸内でゲル状の物質になるため、糖質の吸収速度をゆるやかにします。これによって血糖の急上昇を防ぐことができ、2型糖尿病のリスクを減らす上で役立ちます。

芽キャベツは栄養価が高く、健康増進とダイエットに最適です。(Shutterstock)

11、スピルリナ

スピルリナ(Spirulina)はビタミンやミネラルが豊富な藍藻の一種です。
栄養価や栄養バランスが特に秀でたスーパーフードの一つとして知られており、各メーカーにより商品化されています。

スピルリナとクロレラは、いずれも単細胞緑色の微藻類で、健康に多くのメリットがあります。(Shutterstock)

(完)
(翻訳編集・鳥飼聡)

 

夏雨