人は自分の食べ物を子犬や子猫などのペットに与えることがあります。しかし逆に言えば、ペット用の食品は人にとって安全なのでしょうか?人はペットフードを食べて、病気になったり、死んだりすることはないのでしょうか?
ウェブサイト「ライブサイエンス」(LiveScience)によると、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の助教授で、同大学医療センターの上級栄養士であるネス・シュー氏は、ペットフードが汚染されていれば、人体にも有害であると述べています。
ペットの食事も、人の食事と同じようにサルモネラ菌や大腸菌などの食中毒菌の影響を受ける可能性があります。そのため、ペットの餌は関係当局のガイドラインに従って適切に保管することが重要です。
例えば、米国食品医薬品局は、ドライタイプのペットフードの缶詰は、涼しく乾燥した場所で、26.6℃以下の温度で保存することを推奨しています。
サラ・ローレンス大学の生物学者であるベス・アン・ディトコフ氏は、VICE(カナダのデジタルメディア)のウェブサイトに対し、ペットフードの汚染のリスクが高いのは、人々が自分の食べ物ほど慎重に保存しないからだと語りました。
しかし、ネス・シュー氏は、汚染されていないペットフードは、少なくとも短期的には安全であると言います。
ペットフードはあまりおいしくないかもしれませんが、人の食べ物と同じ成分で、本来は毒性がないため、食料が不足する非常時に使用することができます。
(翻訳・里見雨禾)
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