ダイエットには、炭水化物抜きがおすすめとよく言われますが、栄養たっぷりの炭水化物を選べば、太ることなく、逆にダイエット効果を高めることに繋がります。
台湾の栄養士である林玉薇氏は自身のFacebookページで、ほとんどの人がダイエットのために「バランスの摂れた食事」を勧められていますが、炭水化物には様々な種類があるので、気をつけないと過剰摂取になりがちだと述べています。
研究データによると、以下11種類のでんぷん類食品のカロリーは、ご飯の半分以下。またその栄養価が高いため、ご飯の代わりに適しています。
ご飯1合に対してカロリーが半分のでんぷん類食品11種類は以下の通りです。
・ご飯 364カロリー
・蓮根 116カロリー
・サツマイモ 126カロリー
・サトイモ 135カロリー
・かぼちゃ 110カロリー
・シログワイ 126カロリー
・とうもろこし1本 127カロリー
・(コーン一杯分 190カロリー)
・ミズショウブ 140カロリー
・ゴボウ 150カロリー
・山芋 132カロリー
・冷製じゃがいも 133カロリー
ご飯と比べると、サツマイモ、かぼちゃ、とうもろこしは、かなり低カロリーです。その含まれるβ-カロテンは、体内の脂肪細胞の脂肪酸の酸化を促進し、自然ダイエットに役立ちます。
蓮根は最高の澱粉類食品と言われています。蓮根は血糖値の上昇を緩やかにし、体内に脂肪が蓄積されることを防ぎます。タロイモ、シログワイ、ヒシはカリウムが豊富で、100gの摂取によって400mg以上のカリウムイオンを得ることができます。毎日十分にカリウムイオンを摂取することで、腎臓の代謝を正常に保って、余分な水分を排出し、むくみ解消に役立ちます。
ごぼうと山芋は食物繊維が豊富で、イヌリンと水溶性食物繊維どちらも腸内環境を整え、便秘を解消するのに適しているため、食事に取り入れてみる価値はありそうです。
冷製じゃがいもは小腸で吸収されにくい澱粉(でんぷん)が含まれ、カロリーの過剰摂取で太りやすい人にとって良いでしょう。また、体の別類澱粉の吸収を抑制し、肥満を防ぐことができます。
ご飯の摂取を抑えることで体重管理をしている人、フィットネス愛好家も、ご飯の代わりに上記の食品とフルーツを一緒に摂取することで、脂肪の蓄積を抑えながら、バランスのよい食事を効果的に摂れるようにしたいものです。
その点について、日本栄養士の麻生隆子さんも同じ意見です。じゃがいも、栗、かぼちゃには食物繊維が多く含まれています。特に美肌に欠かせないビタミンC、AとEを豊富に含み、満腹感を得られるだけでなく、腸内環境を整えることで、体内に脂肪が蓄積されるのを防ぐことができる、正にダイエットにとって欠かせない宝と言えるでしょう。
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