12月14日、バイデン米大統領は、アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)諸国との通商関係拡大を目指す新たな協定を結んだと発表した(2022年 ロイター/Kevin Lamarque)

米がアフリカとの通商関係拡大で新協定、中国に対抗し影響力強化へ

[ワシントン 14日 ロイター] – バイデン米大統領は14日、アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)諸国との通商関係拡大を目指す新たな協定を結んだと発表した。米国は外交政策でこれまでアフリカの優先順位が高くなかったが、中国に対抗する形でアフリカ諸国への影響力を強める狙いがある。

ワシントンでは13日からアフリカ諸国49カ国とアフリカ連合(AU)の代表を招いて2014年以来となる米・アフリカ首脳会議を開催中。バイデン氏は「米国はアフリカの未来と『全面的に一体』となっている」と強調した。

バイデン氏によると、今回の協定により米企業は人口13億人と市場規模3兆4000億ドルのアフリカ地域でより大きな事業機会が得られる。既にゼネラル・エレクトリック(GE)やシスコシステムズなどが商談をまとめているという。

同氏は「アフリカの成功は米国の成功になる」と訴えた。

また同氏はこの会議中に、AUが20カ国・地域(G20)に加わることへの支持を表明する見通しだ。

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