12月16日、イタリアのクロゼット国防相(写真)は、ロイターとのインタビューで、欧州中央銀行(ECB)の利上げは欧州経済に打撃を与え、ウクライナを巡ってロシアが西側の連帯を弱めようとする動きを手助けしていると痛烈に批判した。ローマで10月撮影(2022年 ロイター/Guglielmo Mangiapane)

インタビュー:ECB利上げ、ロシアの手助けに 欧州経済に打撃=伊国防相

[ローマ 16日 ロイター] – イタリアのクロゼット国防相は16日、ロイターとのインタビューで、欧州中央銀行(ECB)の利上げは欧州経済に打撃を与え、ウクライナを巡ってロシアが西側の連帯を弱めようとする動きを手助けしていると痛烈に批判した。

ECBは15日、50ベーシスポイント(bp)の利上げを決定し、継続する姿勢も鮮明にした。ユーロ圏加盟国の政権幹部がECBを批判することはまれだが、10月に発足したイタリアの右派メローニ政権の高官は相次ぎECBの利上げを公に批判した。

与党「イタリアの同胞」の重鎮であるクロゼット氏は追加引き締めを見越して借り入れコストは上昇し、一段の景気低迷を招いていると指摘。「われわれは経済・社会的観点からロシアにとって最も有利な状況を作っている」とし、「これがラガルド(ECB総裁)の実施したことを一層愚かにしている」と批判した。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ米大統領が、イランと貿易関係を持つすべての国に対して25%の追加関税を課すと表明した。この措置により、制裁下のイランと最大規模で取引を続ける中国が、最も深刻な影響を受けるとみられている
ベネズエラで釈放された囚人の多くが、表向きには自由の身となったものの、刑事訴訟の継続や行動制限などにより、実際には完全な自由を得ていない実態が明らかになった。専門家は、弾圧の仕組みが形を変えて今も維持されていると指摘
茂木外務大臣は比外相と日比ACSAに署名した。これにより自衛隊とフィリピン軍の間で、訓練や災害救助時の物品・役務提供が円滑化される。二国間の防衛協力を強化し、地域の安定を目指す
カナダのカーニー首相が中国訪問。カーニー首相は、米国との通商摩擦が続く中、貿易関係の拡大を模索してきた。中共側はなぜカナダ政府が接近してきたのかを十分に理解しているとみられる。
G7外相は、イランでのデモに対する当局の残酷な弾圧を非難する共同声明を発表した。自由と尊厳を求める国民への暴力を非難し、人権尊重を強く要求。弾圧継続なら追加制裁も辞さない方針を示している