2月18日、インドのジャイシャンカル外相(写真)は、著名投資家ジョージ・ソロス氏のインドに関する発言について、民主主義世界は民主主義について議論が必要だと述べた。ウィーンで1月撮影(2023年 ロイター/Leonhard Foeger)

インド外相「ソロス氏は危険」、民主主義巡る首相批判に反論

[シドニー 18日 ロイター] – インドのジャイシャンカル外相は、著名投資家ジョージ・ソロス氏のインドに関する発言について、民主主義世界は民主主義について議論が必要だと述べた。

ソロス氏は16日の講演で、インドは民主主義国だがモディ首相は民主主義者ではないと指摘した。

ジャイシャンカル外相は18日、シドニーで開かれた会議でソロス氏の発言について質問され、同氏の発言は「欧州大西洋的思考」の典型と指摘。

世界がリバランスし、欧州大西洋地域の存在感が低下するにつれて、誰の価値観が民主主義と定義されるかを含め、「民主主義について必要な議論と対話」があると述べた。

「(ソロス氏は)高齢で富裕、自説を展開し危険だ。なぜならそのような人、意見、組織は資源を投入して物語を形成するからだ」と指摘した。

インドという国をどう運営するかは有権者が決めるとした上で、「われわれは懸念している。わが国は植民地主義を経験しており、外部からの干渉があった場合に何が起こるかという危険性を知っている」と述べた。

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