オーカス最初の原潜、海外建造の可能性も=南オーストラリア州
[シドニー 10日 ロイター] – 豪州・南オーストラリア州のマリナウスカス首相は10日、米英豪3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」に基づく最初の原子力潜水艦は海外で建造されるかもしれないが、当初合意の8隻よりも多くなる可能性があると述べた。
豪連邦政府は原潜を南オーストラリア州の州都アデレードで建造する意向を示しているが、マリナウスカス氏は発注数については不明だと述べた。
ABCラジオ番組で「私の希望はここ南オーストラリアで最終的には8隻以上の原潜を建造することだ」と語った。「原潜の製造ラインが開始後に止まった例は世界のどこにもない。一度始めたらずっと製造し続けるものだ」と述べた。
ウォン外相はオーカスが南オーストラリア州にとって「非常に有益」であり、この協定により地元の雇用創出が期待されていると述べた。
ロイターは8日、豪政府がオーカスの一環として、2030年代に最大5隻の米バージニア級原潜を購入する方針だと関係筋の話として報じた。
アデレードは16年にフランスがオーストラリアのために12隻の潜水艦を建造する契約を勝ち取った時に拠点として選ばれた。ただ、豪政府はその後オーカスを優先してこの契約を破棄し、仏政府の怒りを買った。
アルバニージー首相は13日にバイデン米大統領およびスナク英首相と米西部サンディエゴで会談し、オーカスに基づく原潜導入計画の詳細を明らかにするとみられている。
関連記事
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]
財務省が18日発表した11月の貿易統計によると、輸出額から輸入額を引いた貿易収支は1176億円の赤字だった。赤字は5か月連続だが、赤字幅は85%以上縮小している。
中国の消費市場は低迷し、経済が悪循環、消費者の購買力低下、不動産市場の冷え込み、銀行のリスク増大などが問題が山積している中国。来年1月トランプ政権がスタートすると今度は対中制裁が待っている
45か国の法輪功学習者が国際人権デーに、各国政府へ最新の迫害者リストを提出した。中共高官とその家族への制裁を求め、入国禁止や資産凍結を要請している。カナダは8人の中共高官に制裁を課し、米国下院は「法輪功保護法案」を可決した。