中共からの脱退支援センターに大規模サイバー攻撃 グーグル「政府関連ハッカー」と確認

2026/06/15 更新: 2026/06/15

米ニューヨークに本部を置く「全世界脱党サービスセンター」は最近、同センターの公式サイトおよび関連プラットフォームが中国共産党による大規模なサイバー攻撃を受けたと明らかにした。

攻撃のピーク時には45分間で3億件に達する悪意あるアクセス要求を遮断し、毎秒11万件を超える攻撃が確認されたという。攻撃は米中首脳会談前から5月末まで続いた。米グーグルは、今回の攻撃が「政府関連」のハッカーによるものであることを確認した。

「全世界脱党サービスセンター」は、中共およびその関連組織(共青団と少先隊)からの脱退を支援している。

45分間で3億件の悪意あるアクセスを遮断

「全世界脱党サービスセンター」で中国本土向けの検閲回避技術を担当する暁君さんは今月10日、大紀元の取材に対し、この大規模かつ標的を絞ったサイバー攻撃は、トランプ米大統領が先月に中国を訪問する直前に始まり、5月末まで継続したと語った。

同氏によると、その期間中の48時間にわたり、主に全世界脱党サービスセンターの検閲回避用ドメインを対象として、ボットネットを利用した分散型サービス妨害(DDoS)攻撃が行われた。攻撃の手法はアプリケーション層を狙う第7層攻撃(CC攻撃)で、膨大なリクエストを送り付けることでシステム資源を枯渇させることが目的だったという。

監視データによれば、攻撃が最も激しかった時間帯には、防御システムがわずか45分間で3億件に及ぶ悪意のあるアクセス要求を遮断した。ピーク時の攻撃速度は毎秒11万件を超えた。

暁君さんは、動的トラフィック分散や悪意あるノードの遮断など複数の防御措置により攻撃を無力化したと説明した。防御システムは最高レベルのセキュリティ体制で安定稼働を続けており、データの安全性にも問題はなかったという。

中共の攻撃手法は高度化 規模拡大と非技術的圧力も

暁君さんは、中共による攻撃には、DDoS攻撃のほか、パスワード総当たり攻撃、脆弱性スキャン、SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)、ファイルアップロード攻撃などが含まれていると明かした。

さらに最近の攻撃には二つの特徴が見られるという。一つは攻撃規模の拡大と頻度の増加、もう一つは技術的手段に加えて非技術的な圧力が用いられている点である。

具体的には、ドメイン管理事業者やサーバー事業者に対し、特定サイトが個人情報漏洩、中国法違反、サービス乱用を行っているなどと主張して苦情を申し立て、ドメイン停止やサービス提供中止を求める行為が確認された。

また、関連するグーグルアカウントなどを標的にした攻撃を通じて、同プラットフォームになりすましたり、サイトやサーバーへ不正侵入するための認証情報を取得しようとする試みもあったという。

暁君さんは、これらの攻撃についてグーグルなどのサービス提供企業から書面による通知を受けており、「政府関連」のハッカーによる行為であることが確認されていると述べた。

「攻撃には政府が関与しており、その直接的な証拠も入手している。後半の攻撃は主に全球退党サービスセンターのサイトを標的としており、目的は極めて明確だった」と語った。

暁君さんのチームはまた、X(旧ツイッター)上で活動する著名な反共活動家らも、グーグルから同様の警告通知を受け取っていることを確認したという。

中国発の爆破予告 ニューヨークの集会も標的に

中共による圧力はサイバー攻撃にとどまらず、脅迫メールによる威嚇にも及んでいる。

昨年4月22日、全世界脱党サービスセンターは公式サイト上で、中国語によるテロ攻撃予告の書き込みを発見した。書き込みは法輪功学習者のパレードを妨害することを目的としており、同センターはその主催団体だった。

脅迫文には、「4月25日にフラッシングのキッセナ・ブールバードで車両を突入させ、法輪功のパレード隊列に突っ込む。法輪功の服を着た者全員に向けて発砲し、自作爆弾を投げ込み、放火する」などと記されていた。

警察によると、この脅迫は前日の4月21日にニューヨーク市クイーンズ区中央図書館へ送られた爆破予告メールと類似しており、発信元IPアドレスはいずれも中国国内に位置していた。

さらに同日には、クイーンズ公共図書館やフラッシング図書館もほぼ同時刻に類似の脅迫メールを受信した。メールには「標的はフラッシング分館および東フラッシング196街分館である。法輪功学習者のパレードを許してはならない。さもなくば爆弾を爆発させる」と記されていた。

これらのメールはいずれも同一名義で送信されていたが、記載された氏名やメールアドレスは偽造されたものであり、実在の人物ではなかったという。

「中共は国家的テロ組織」

サイバー攻撃や脅迫メールについて、全世界脱党サービスセンターの汪志遠代表は大紀元に対し「これらのテロ行為は中共、もしくは中共が操る勢力によるものだと考えている」と述べた。

同氏は、「これは『真善忍』を掲げる法輪功と、その真実を伝える活動に対する中共の恐怖を示している。中共は『偽悪闘』を本質とする組織だからだ」と主張した。

さらに、「私たちは中共の邪悪な本質を公にしている。中共は1949年の政権樹立以来、繰り返し大規模な政治運動を行い、中国国民を迫害してきた。今後ますます多くの人々が私たちを支持し、中共体制の解体に向けて共に行動するようになると信じている」と語った。

李淨
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