米大統領、全人代閉幕後の中国主席との電話会談望む=補佐官
[大統領専用機上 13日 ロイター] – 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は13日、米国は中国との定期対話の再開を望んでおり、バイデン大統領は中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)終了後のいつかの時点で習近平国家主席との電話会談を望んでいると述べた。
中国の全人代は13日に閉幕。この日はまた、米国、英国、オーストラリアが米カリフォルニア州サンディエゴで首脳会談を実施し、安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」に基づく豪州向けの原子力潜水艦配備計画について今後の方針について協議した。
AUKUSは、インド太平洋地域で中国に対抗することが目的。サリバン氏はサンディエゴに向かう大統領専用機上で記者団に対し「競争には対話と外交が必要だ」とし、「われわれは中国に対し上級レベルでの定期的な対話を行うよう呼びかける」と述べた。
関連記事
米政府監査院(GAO)の分析で、オバマケア補助金に社会保障番号の不正利用や死亡者の名義悪用が多数確認され、数十億ドル規模の損失が生じている可能性が明らかになった
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された