欧州連合(EU)は28日のエネルギー相理事会で、ガソリン車など内燃機関(エンジン)車の新車販売について、2035年以降も「e-fuel(イーフュエル)」と呼ばれる合成燃料の利用に限り認める法案を最終承認した。(2023年 ロイター/Lukas Barth)

EU、エンジン車販売を35年以降も一部容認 合成燃料利用なら

[ブリュッセル 28日 ロイター] – 欧州連合(EU)は28日のエネルギー相理事会で、ガソリン車など内燃機関(エンジン)車の新車販売について、2035年以降も「e-fuel(イーフュエル)」と呼ばれる合成燃料の利用に限り認める法案を最終承認した。

EUは内燃機関車の新車販売を35年以降禁止する法律の整備で合意していたが、ドイツが二酸化炭素(CO2)を実質排出しないe-fuelを利用する場合は販売を認めるよう求め対立。ただ26日に合意に達していた。

ウィッシング独運輸相は、法案の最終承認は「気候変動に左右されない、手頃な価格のモビリティーに向けた重要な選択肢を国民に提供する」と述べた。

EU欧州委員会のティメルマンス上級副委員長(気候変動問題)はは「進むべき方向は明確だ。35年には新車およびトラックの排気ガスはゼロでなければならない」と述べた。

欧州委は23年秋に35年以降もe-fuel車のみ販売を継続する方法を提案する予定。

今回の法案にはポーランドが反対票を投じたほか、イタリア、ブルガリア、ルーマニアは棄権した。

EUのエネルギー相はまた、ロシア産ガスが不足する来年の冬に備え、ガスの使用を15%抑制する自主目標を12カ月間延長することで合意した。

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