中国江蘇省「鎖の女性」事件、虐待で男に懲役9年 追及恐れる当局

中国江蘇省徐州市中級人民法院(地裁)は7日、20年以上にわたって女性を不当に拘束し虐待した夫に懲役9年の刑を言い渡した。女性の誘拐に関わった5人も懲役8年~13年の刑に処された。批判者らは当局が追及を恐れ、ジャーナリストらを弾圧していると指摘する。

この判決は、昨年2月に江蘇省の農村で発見された30代女性の虐待事件に関するもの。女性は首に鉄の鎖が巻かれ、氷点下のなか離れの小屋に監禁されていた。少女時代に誘拐され人身売買されたという。

女性は8人の子供を産まされたほか、地元政府役人にも凌辱されていたとの情報もある。判決には夫に対する「強姦罪」が含まれておらず、軽すぎる判決との批判も相次いだ。中国の著名な弁護士である李荘氏は「虐待は強姦よりずっと罪が軽い」と指摘する。

▶ 続きを読む
関連記事
中国当局は7月の新型コロナ新規感染を52万2千件と発表。発熱・救急外来での陽性率は5週連続で上昇し21.2%に達した。一方、実際の感染規模や死亡者数を巡り、情報公開の不透明さを疑問視する声も広がっている
南京大学数学学院の元学院長が「もうやりたくない」として辞任。研究者が管理職を離れる背景には、研究時間を圧迫し成果に直結しにくい行政業務の重い負担がある
中国・深センの智博通電子が製造する20機種以上のルーターに、バックドアが組み込まれていたことが判明。35秒ごとに中国で登録されたドメインと通信し、遠隔操作や同一ネットワーク内の機器へのアクセスに悪用される恐れがある
中国で遺言書を作る若者が急増。30歳未満の作成者は前年比42.3%増、平均年齢も13年連続で低下している。友人の事故を機に公証処を訪れる若者や、ゲームアカウントの相続を望む人など、財産分与だけでなく思いや人生の記録を託す新しい遺言のあり方が広がる
6月末から約5週間で中国8省・自治区にマグニチュード3以上の地震が102回発生。うちM5以上は8回で7月に集中し、前年の年間回数を既に上回った