台風18号が中国に3度目の上陸 福建や浙江省で洪水被害甚大

2026/09/04 更新: 2026/09/04

先日、すでに熱帯低気圧にまで勢力を弱めていた台風18号ソウデルが再び台風の勢力に戻り、中国に3度目の上陸を果たした。連日にわたり、浙江省や福建省など複数の省で記録的な大雨に見舞われ、多くのダムが予告なしに放流を行い、被災地では甚大な被害が出ている。

先ほど、福建省莆田市仙遊県龍華鎮で土石流が発生した。ネット上の映像には、激しい雨の中、山から洪水が流れ下り、3階建ての民家の基礎が瞬く間にえぐり取られる様子が映っている。わずか数十秒で建物全体が轟音とともに倒壊し、壁や床板も濁流にさらわれた。

村民によると、この家は昨年改装したばかりだった。幸い、人的被害はなかった。中国のネットユーザーからは、「一生かけて築いてきたものが、一瞬ですべて水に流された」との声が上がっている。

また泉州市では、大雨によって泉港区の太白峰陵園の一部が崩落し、多数の墓石が洪水で流された。さらには遺灰を納めた骨壺まで洪水にさらわれたという。多くの市民が雨の中、現場へ駆けつけ、亡くなった家族や親族の墓石や骨壺を探した。

中国のネットユーザーは「こんなに大勢が先祖を探しに来ている。大雨に土砂崩れ、先祖まで川で泳ぐことになった」と述べた。

被害が深刻なのは、浙江省温州市も同じだ。

温州市の被災者は「ああ、車が流されそうだ」と語った。

このところ、浙江省瑞安市の一部地域では累積雨量が400ミリを超え、多くの靴工場が浸水した。大量の靴箱や完成品が街中を漂い、商店や工場は大きな損失を被っている。被災した経営者の中には、浸水現場からライブ配信を行い、1足29.9元で在庫を処分して損失を抑えようとするケースもあった。

温州市瑞安の被災者は、「見てください、全部流されてしまった。靴が全部流された」と嘆いた。

伝えられるところによると、福建省福鼎市の南渓ダムと桑園ダムで同時に放流が行われたが、現地住民には事前の通知がなかった。最近、こうした事例が相次いでおり、中共当局が意図的に情報を隠蔽し、市民の生命や財産に重大な被害を招いているのではないかとの疑念が広がっている。

ネット上の映像には、猛烈な勢いで土石流が流れ下り、建物を破壊し、車両や瓦礫を次々と押し流す様子が映っている。洪水で町全体の道路が水没し、最深部では水深3メートルに達した。大量の車が流され、被災者は濁流の中を懸命に避難している。中共当局が一貫して情報を隠蔽しているため、実際の死傷者数は明らかになっていない。

福建省点頭鎮の被災者は「市場全体が、車も茶葉店も、全部水につかってしまった。こんなことは歴史上でも見たことがない。この電動バイクも水に流されそうだ」と述べた。

X(旧Twitter)の投稿によると、長引く大雨で瑞安市では山崩れが発生し、学校の演台も崩壊したという。ネット上では「新学期初日の学校が、もうなくなった」との声も上がっている。現在、市内の学校はすべて休校となっている。

気象当局によると、今後3日間、江南地方南東部や華南各地では大雨が続き、局地的には記録的な豪雨となる可能性がある。洪水による災害リスクは依然として高い状況だ。

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