北朝鮮は4月4日から7日にかけて核兵器の搭載が可能な水中攻撃ドローン(無人艇)の実験を新たに実施した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が8日に報じた。スイス・ジュネーブで2014年10月撮影(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

北朝鮮、水中核ドローン実験を再び実施 1000キロ潜航

[ソウル 8日 ロイター] – 北朝鮮は4月4日から7日にかけて核兵器の搭載が可能な水中攻撃ドローン(無人艇)の実験を新たに実施した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が8日に報じた。

この無人艇「ヘイル(津波)2」は71時間6分にわたり1000キロ潜航し、模擬標的に命中したという。

KCNAは「実験では、水中戦略兵器システムの信頼性と致死性攻撃能力を完璧に証明した」と伝えた。

北朝鮮は3月下旬に「ヘイル1」の実験を実施している。

一部のアナリストは、「ヘイル」が配備可能かどうかには懐疑的だ。

だがKCNAは、この兵器システムは北朝鮮に対する軍事行動を封じるのに役立つと主張した。

国営メディアが公開した写真には、暗色の大きな魚雷のような物体や、その海中での軌跡、海上から見た爆発の様子が写っていた。

北朝鮮はここ数週間で軍事活動を活発化しており、米国全土が入る射程距離を持つ大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したり、新たな小型核弾頭とみられる物体の写真を公開したりしている。

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