5月9日、ブリンケン米国務長官(写真)は、世界保健機関(WHO)が今月21─30日にジュネーブで開く総会に台湾をオブザーバーとして招くよう働きかけていると明らかにした。写真はワシントンでの代表撮影(2023年/ロイター)

WHO総会に台湾招待を、米国務長官が働きかけ

[ワシントン 9日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は9日、世界保健機関(WHO)が今月21─30日にジュネーブで開く総会に台湾をオブザーバーとして招くよう働きかけていると明らかにした。

台湾を自国の一部と見なす中国は2017年以降、台湾によるWHO総会出席を阻んできた。

ブリンケン長官は声明で、台湾をオブザーバーとして招待すれば、国際保健協力における包摂的アプローチに対するWHOのコミットメントを示す好例になると述べた。

また、台湾の参加に対する支持は米国の「一つの中国」政策と整合するとした。

台湾外交部(外務省)は米国による支持に謝意を示した上で、台湾を排除するのは「完全に不合理」で、世界の保健協力に悪影響を及ぼすと述べた。

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