米国は30日、麻薬鎮痛剤「オピオイド」の一種「フェンタニル」を含む錠剤の密造に関与したとし、中国やメキシコに拠点を置く8つの団体と個人9人に制裁を科すと発表した。2017年11月撮影(2023年 ロイター/Joshua Lott/File Photo)

米、中国・メキシコの団体や個人に制裁 フェンタニル流入阻止へ

[ワシントン 30日 ロイター] – 米国は30日、麻薬鎮痛剤「オピオイド」の一種「フェンタニル」を含む錠剤の密造に関与したとし、中国やメキシコに拠点を置く8つの団体と個人9人に制裁を科すと発表した。深刻化する薬物問題への対処に向け、国内流入の阻止を目指す。

米財務省によると、フェンタニルを含む錠剤を米国向けに不正に製造できる機器の販売にも関与していたという。

米政府の推計によると、2021年に薬物の過剰摂取による国内の死者は10万人を突破した。

▶ 続きを読む
関連記事
米イランの緊張が続くなか、イランのアラグチ外相は「イスラエル軍がレバノンから撤退しない限り戦争は終わらない」と主張。水面下で米イラン間の間接交渉が続くなか、停戦をめぐる駆け引きが激化している
5月の米新規雇用は17.2万人増と市場予想を大幅に上回り、労働市場の過熱が続いている。景気後退の懸念が和らぐ一方、インフレ再燃に伴うFRBの追加利上げ観測が強まり、米株式市場は警戒感から下落
FBIのパテル長官は、全米規模の治安対策「オペレーション・サマー・ヒート 2.0」の始動を発表した。昨年の作戦や春の集中取り締まりで記録的な逮捕者と押収量を達成。犯罪率が大幅に低下する中、さらなる壊滅を狙う
米国立衛生研究所(NIH)の研究者2名が、コンゴからエムポックスウイルスなどを米国内に密輸した容疑で起訴された。混雑した民間機で危険な病原体を無許可で持ち込んだ形であり、虚偽説明の罪も含め最大5年の禁錮刑に直面している
米上院公聴会にて、医師らが「mRNAワクチンが予期せぬがん発症に関与した可能性がある」と証言した。一方、専門家からは「現時点で臨床的証拠はなく、因果関係は不明」との慎重論も出ており、議論が分かれている