YouTubeなどで「軍事チャンネル」を運営する周子定氏は、中国当局によって不当に投獄された父親の釈放を呼びかけている。写真左は周子定氏、右は周氏の父親。(周氏のツイッター投稿より)

在米のメディア運営者「父親の釈放求め」米国会で証言 法輪功を学んでいなくても不当拘束される

 YouTubeなどで「軍事チャンネル」をもつ、在米のセルフメディア運営者・周子定氏は5月23日、米議会で開かれた会見で「中国当局によって不当に投獄された父親(62歳)の釈放」を呼びかけた。米政府系のラジオ自由アジア(RFA)も同日、周氏の件を取り上げて報道している。

周氏および周氏の母親は法輪功の学習者であるが、父親はそうではない。

ところが、その父親が米国から中国に帰国した後、自身は法輪功を学んでいないにもかかわらず「法輪功に関わった」として2021年4月、当局によって不当拘束され、秘密裏に懲役8年の判決を受けたという。

 

 

周子定氏によると「米下院のガス・ビリラキス(Gus Bilirakis)議員は、中国の習近平国家主席に対し、すでに3回にわたり父親の釈放を呼びかける書簡を送っている。また同時に、マルコ・ルビオ米上院議員ら8人の米国の連邦議員が、2022年9月にアントニー・ブリンケン国務長官に共同書簡を送り(この件について)国務省が行動を起こすよう求めた」という。

栄養状態の劣悪な獄中で2年以上過ごした周氏の父親は、現在、歯をほとんど失ってしまった。何度も保釈を求めているが、その都度却下されているという。

関連記事
中国共産党の汚職摘発などを担う中央規律検査委員会は、農業農村部党組書記兼部長の唐仁健氏(61)が「重大な規律・法律違反の疑い」により調査を受けていると発表した。習政権の3期目に入り、外相や国防相など現職閣僚が相次いで解任されたが、中央委員の失脚は初。 唐氏は昨年、中国共産党党首、習近平の特使としてミクロネシア連邦の大統領就任式に出席している。大紀元評論家の岳山氏は「習氏の人選ミスの可能性もあるが、皮肉な状況だ」と指摘する。
このほど、中国陝西省にある村の畑に設置された「散水機」が偽物であったことがわかった。
2024年5月6日、黒竜江省ハルビン市に住む16歳の少女が自宅で入浴中、浴室のガラス製の扉が突然破裂する事故が起きた。
2024年5月2日夜、中国吉林省にある司法警察官を養成する専門学校で集団暴行事件が起きた。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。