英国外務省は「中国大使館に対して、これらの『警察サービスステーション』と関連するあらゆる機能が英国内で受け入れられないことを通知し、いかなる形態でも運営されてはならない」と伝えた。写真は「美国長楽公会」が所有する6階建のビル。ビル内には中国の福建省福州市の公安部が設置している中国海外警察署がある (Samira Bouaou/The Epoch Times)

英政府 中国に「海外警察署」閉鎖を要求

英国のトゥゲンハット安全保障担当相は6月6日、中国が英国内で開設・運営する「非公式の警察署」を全て閉鎖するよう中国側に要求していたことを明らかにした。

英国外務省は書面で声明を行い、「中国大使館に対して、これらの『警察サービスステーション』と関連するあらゆる機能が英国内で受け入れられないことを通知し、いかなる形態でも運営されてはならない」と伝えた。声明には、中国大使館が「これらのすべてのステーションは永久に閉鎖された」と回答したことも書かれている。

トゥゲンハット氏は人権団体セーフガード・ディフェンダーズが英国でこのような警察署が3つ運営されているという主張について、英国警察が調査を行ったと述べた。同団体によると、「警察署」は「公的には(在英中国人への)事務サービスの提供が目的だが、自国民を監視したり嫌がらせを加えたり、時には帰国を強いるためにも使われている」とされている。

警察はセーフガード・ディフェンダーズが指摘した各地の場所を訪れた。「現時点では、これらの場所において中国政府による違法な活動の証拠は特定されていない」「私たちは、警察と一般の監視が、これらの場所が持っていたいかなる行政的な機能にも抑制的な影響を与えたと評価している」

「いわゆる『海外警察署』は全く存在しない。このような『海外警察署』は完全な政治的な嘘であり、このトピックについて憶測を行う政治家たちは純粋に政治的な操作を行っているに過ぎない。

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