ウクライナ・ロシアともにクラスター弾使用停止を、人権団体が訴え
[6日 ロイター] – 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは6日公表の報告書で、ウクライナ国内でロシア、ウクライナ双方の軍がクラスター爆弾を使用し、民間人の死者を出していると指摘した。両国に使用の中止を訴え、米国にはクラスター爆弾を供与しないよう求めた。
クラスター爆弾は無差別に人を殺傷する兵器であるため、製造や使用、保有が国際条約で禁止され、120カ国以上が署名しているが、米、ロシア、ウクライナは含まれない。
米国防総省の高官は先月、ウクライナが要請しているクラスター爆弾の供与について、ウクライナ軍によるロシア軍撃退で有用と米軍は確信しているものの、議会での制約や同盟国からの懸念を踏まえまだ承認されていないと明らかにした。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ロシアの侵攻を受けたウクライナの軍が昨年、東部の都市イジュムとその周辺のロシア支配地域にクラスター爆弾を撃ち込んだと、住民などの聞き取りを基に報告。イジュムで少なくとも8人の民間人が死亡し、15人以上が負傷したという。
同団体は既に、ロシア軍が使用したクラスター爆弾でウクライナ国内で多数の民間人が死亡したと報告している。
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