吉林省長春市の集合住宅で18日、現地時間9時20分ごろ、ガス爆発事故が起きた。(SNS投稿動画よりスクリーンショット)

中国で頻発するガス爆発事故 今回は集合住宅で、子供を含む多数が負傷=中国 吉林

吉林省長春市の集合住宅で18日、現地時間9時20分ごろ、ガス爆発事故が起きた。

中国メディアが目撃者の話を引用して報道したところによると、爆発が起きたのは6階の部屋。爆発時、部屋のなかには居住者がおり、子供を含む複数の負傷者が出ている模様。

死者が出たかどうかについて、現時点ではまだ報告されていない。爆発のあった建物は新築物件であるため、住民が入居していた部屋は一部だけだったという。

ネット上に投稿された爆発現場を捉えた動画からも、爆発のあったと思われる階の上下3階にわたり深刻な被害を受けていることがわかる。周辺住宅の窓は爆発で飛ばされ、外壁の一部まで大きなダメージをうけた。ビル下の地面には、大量の破片が散乱している。

爆発したガスについて現地警察は、ボンベのプロパンガスではなく、天然ガス(都市ガス)であると発表している。

近年、中国では重大なガス爆発事故が多発している。

今月17日早朝、江蘇省塩城市の焼き鳥店で大きな爆発が発生した。現場を通りかかった夫婦が爆発に巻き込まれ、1人が死亡、1人が負傷した。

先月21日夜、寧夏回族自治区銀川市の串焼き店で少なくとも31人が死亡し、7人が負傷する爆発事故が起きた。原因は1階の串焼き店のガスボンベが最初に爆発し、それが2階のガス管に引火したようだと報じられている。

6月14日、江蘇省無錫市内で爆発が起き、2階建ての住宅が倒壊し、多数の死傷者が出た。

5月24日、江蘇省常州市の住宅ビルで爆発事故が発生し、多数の死傷者が出た。付近の多くの商店まで被害を受けた。

今年1月9日、湖北省黄石市の高層住宅で爆発事故が起き、1人が死亡、3人が負傷した。

昨年9月28日、吉林省長春市の飲食店でガス爆発による火災が発生し、17人が死亡、3人が負傷。同じく昨年の6月13日、湖北省十堰市でガス爆発が発生し、25人が死亡、138人負傷の大惨事となった。

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