焦点:習近平体制への影響は、秦剛前外相解任で広がる臆測
[北京 1日 ロイター] – 中国の全国人民代表大会(全人代、国会)常務委員会が先週、臨時会議を開いて秦剛外相(57)を解任した数時間後、秦氏に関する写真や情報は外務省のウェブサイトから消え始めた。
数日後には情報の一部が復活したが、秦氏は「元大臣」リストに掲載されておらず、名前を検索しても「申し訳ありませんが、秦剛は見つかりません」と表示される状態が続いた。
実際、秦氏は1カ月以上公の場に姿を現していない。
関連記事
習近平がトップに就任して約14年、汚職対策などで792万2千人を処分した。当局は反腐敗運動の成果を強調する一方、依然として情勢は厳しいと説明。ネット上では制度そのものへの批判が相次ぐ
中国共産党高官の私的交流への規制が強まっていると、党指導部に近い消息筋が証言した。引退した最高指導部メンバー同士の通話にも届け出が必要だという。内部規制の存在や適用範囲は独自に確認できていない
中国共産党は29日、北京で4日間開いた第20期中央委員会第5回全体会議で、張昇民・中央軍事委員会副主席(68)を政治局員に選出した。来年後半の党大会を控え、軍中心に前例のない規模の粛清が続くなか、空席ポストを埋めた
習近平が中共五中全会後、自ら抜擢した高官を粛清する可能性が浮上。北京の消息筋が党内の権力闘争や次期人事を語った
習近平が自ら選んだ高官も次々失脚。反腐敗運動への異論が党内で浮上し、専門家は汚職を生む体制そのものに問題があると指摘