上海AI大会前に厳戒態勢 習近平訪問で「窓閉め通知」も

2026/07/17 更新: 2026/07/17

中国共産党の習近平党首が、上海で開かれる世界AI大会に出席する。習近平は15日、すでに上海入りしており、現地では警戒態勢が強化されている。これまでに飛行禁止や交通規制が発表されていたが、一部の高層住宅には「窓を閉めるよう求める通知」が出されたと伝えられ、海外のネット上では当局の対応を皮肉る声が上がっている。

中共官製メディアによると、2026年世界人工知能大会は7月17日から20日まで上海で開かれる。習近平は7月15日に上海入りし、黄浦区半淞園路街道の市民新村を視察した。中共中央政治局常務委員で中央弁公庁主任の蔡奇、中央政治局委員で上海市党委員会書記の陳吉寧、上海市長の龔正が同行した。

上海で警戒態勢が強化されているとの情報は、ネット上でも拡散している。

7月14日には、上海長峰センターと龍の夢ビルが所有者やテナントに出したとされる「窓閉め通知」がネット上に流出した。通知には、「今回の大会に協力する」ため、当日から会議終了まで、延安西路の高架道路に面した窓を一切開けてはならないと記されている。

通知はさらに、所有者やテナントに対し、外をのぞくことや撮影、WeChatの投稿を禁じている。通知の最後では、「窓をしっかり閉め、鍵をかけること!」という文言が赤字で3回にわたって強調されていた。

これに先立つ7月12日、上海当局は、7月15日0時から7月20日24時まで、上海全域でドローンなど「低空・低速・小型」の航空機の飛行・使用を禁止すると発表していた。

その後、上海のある大学の学部の連絡グループにも通知が出され、研究試験飛行を含むすべての低空飛行活動を一時停止するよう求めた。通知では、違反した場合、治安当局による取り締まりの対象になる可能性があるとも警告している。

ドローンの試験飛行が停止されたほか、上海では広い範囲で道路封鎖の通知も出されている。

習近平の外出時には毎回、厳重な警備態勢が敷かれる。今回も、過剰ともいえる警戒ぶりが目立っている。

上海当局の対応について、Xではネットユーザーから皮肉の声が相次いでいる。

「自分たちが統治する国でここまで警戒するとは、国民の支持を失っていることを自覚しているのだろう」

「悪事を重ねすぎたことを自分でも分かっているから、何にでも疑心暗鬼になっている」

「見ることも撮ることも禁止とは。AI大会なのに、住民を会場演出の背景のように扱っている」

「毎日のように『人民に奉仕する』と叫んでいるが、庶民の暮らしなどまったく気にしていない。家の窓一つでさえ、彼らのために開けることが許されない」。

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