中国出身の米海軍兵の母、息子にスパイ勧める「将来中国で良い職に就ける」
米海軍兵2人が中国に米国の軍事機密を漏えいさせた事件で、逮捕・起訴された一人の海軍兵の母親は、将来的に中国の政府機関に就職できるとの期待から、中国の情報機関と協力するよう息子に勧めていたことが分かった。米国の検察当局が8日の法廷審問で明らかにした。
米司法省は3日、中国の情報機関要員に軍事機密を提供した見返りに賄賂を受け取っていたとして、スパイ防止法違反の疑いで米海軍兵2人を逮捕・起訴したと発表した。
米検察当局によると、逮捕・起訴された海軍兵の1人、ジンチャオ・ウェイ被告は中国出身で現在米国籍を取得している。昨年2月に米国市民権の申請中、中国の情報員から接触を受けたという。
関連記事
南シナ海をめぐる中国とフィリピンの対立が、学術や教育分野にも波及している。フィリピン国防省は、外国政府が支援する学術・文化事業への審査を強化し、中国共産党による認知戦や影響工作への警戒を示した
米国防総省が中国の主要大学を軍民融合による安全保障上の脅威とみなし、ブラックリストを拡大して研究資金の停止と規制強化を進めている
中国系カナダ人の女性はNATOでの実習中にスパイ活動を行った疑いで逮捕された。中共が海外人材を利用してひそかに情報を収集する手法に、改めて批判が集まっている
米教育省の公開データによると、ハーバード大学が受け取った外国資金は約45億ドルで全米最多だった。中国関連資金は6億3千万ドルを超え、米上院議員が調査を求めている
公開記録によると、2025年に中共政府機関やメディア、中国・香港関連企業が申告した対米支出は1億ドルを超えた。官製メディアの運営費や米政府・議会へのロビー活動、貿易促進などに。ただし、公開資料に表れるのは登録・申告した活動に限られる