オンラインで性的脅迫が増加しており、国際的な問題となっている。参考写真(PIXTA)

SNSで“性的脅迫”が急増…中国人美女装うAI画像、わいせつ投稿で迷惑行為

大手SNS「X」(旧ツイッター)には、若い女性のAI画像を使用したアカウントがあふれている。性的な描写で男性を誘引し、脅迫する詐欺アカウントだ。このような詐欺は「性的脅迫(セクストーション)」と称され、米国や英国の捜査機関も警告を出している。日本でも被害が広がる可能性がある。特に、中国の美女を模したAI画像や動画を使用したアカウントが急増している。

日本在住の元中国官製新聞記者、王志安氏は5月にXでの投稿を通じて、多数の性的なスパム投稿に気づいた。中国人女性を模した画像を使用する詐欺アカウントからは、中国語で「私のベッドをめちゃくちゃにして」といった性的な言葉がリプライに書き込まれてきた。

影響力のある中国の弁護士、民主活動家、学者、ジャーナリストなどのアカウントが、このような性的な詐欺アカウントのターゲットとなっていることが多い。特に、共産党体制に批判的な意見を持つオピニオンリーダーへの返信に多く見られた。

▶ 続きを読む
関連記事
留学生の学費は見直しが進む。早稲田大が引き上げを検討し、東北大は2027年度から1.7倍の90万円へ。支援体制の負担増が背景にある。
国内線の路線維持に向け、国土交通省が航空会社どうしのダイヤ調整を、減便せず便数を保つことを条件に認める方針を示すことになった。便が同じ時間帯に集中する課題を改善し、搭乗率の向上につなげたい考えだ。
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
古代から続く中国伝統文化の精神を現代に甦らせる神韻芸術団。その豊かな芸術世界を紹介する「神韻作品」ポスター展が、12月と1月に東京都内で開催される
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている