北京の日本大使館で開かれた離任レセプションであいさつする垂秀夫中国大使(外務省)

垂大使、離任式であいさつ「柳暗花明の村はきっとある」 帰国後は「写真家が夢」

日本の垂秀夫中国大使は22日、離任レセプションで挨拶した。40年あまり中国に携わってきた経歴を振り返り「精一杯駆け抜けた」と感慨を述べた。帰国後は「写真家を本職にしていくこと」が夢だとも語った。

垂氏は1980年代から続く北京、香港、台湾での外交経験をもって、日中関係の相互理解に貢献。中国語圏以外には一度も赴任しないという異例の経歴だ。あいさつでは、「縁有れば千里も来たりて相会い、縁無ければ対面すれども相逢わず」を引用し、中国との深い縁を強調した。

在任中、安倍晋三元首相の台湾有事への言及、G7コミュニケでの中国問題記載、福島原発ALPS処理水放出後の日本産水産物禁輸など、多くの課題を経験してきた。そうしたなかでも、3年前の大使就任会見で明らかにした「中国に対して主張すべき点は主張する」を貫いた。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾の頼清徳総統は7月27日、総統府で超党派議員連盟「日本台湾友好議員連盟」の会長を務める古屋圭司衆院議員に対 […]
木原官房長官は7月22日午前の定例記者会見で、沖ノ鳥島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内で中国海軍艦艇が実施した射撃訓練と、同島を「岩」とする中国側の主張について、日本政府の立場を明らかにした。
南シナ海仲裁判断10年に合わせた14か国声明に中国が反発。日本は法の支配を重視しつつも、対話継続の必要性を強調。抗議の応酬が続く中、緊張管理と戦略的関係維持が焦点となっている
7日午後、NATO首脳会議において、日米韓の3か国の外相は、中共海軍が6日に原子力潜水艦から弾道ミサイルを発射した事態について懸念を共有。日米韓による「戦略的連携」を示し続けることの重要性を改めて確認した。
高市早苗首相とインドのモディ首相は、エネルギー、技術、防衛分野での協力を強化することで一致したと表明した。アジアの二大国は、中国への経済的依存を減らし、より強靭なサプライチェーンを構築しようとしている