香港区議会選、投票率27.5%で過去最低 民主派排除受け
Edward Cho Dorothy Kam
[香港 11日 ロイター] – 香港で10日に実施された区議会選挙は、投票率が27.5%と過去最低を更新した。民主派を排除した「愛国者」のみの選挙となったことから、有権者の関心は低かった。
中国は香港国家安全維持法(国安法)を導入して反体制派への締め付けを強め、民主派などを排除する選挙制度改革を行ってきた。
地方政治に現在も関わる残り少ない民主派の1人、黄丹晴氏は「選挙には意味がないと誰もが感じ始めている」と述べた。
投票率は1999年の35.8%がこれまでの最低だった。大規模な民主化デモのさなかに行われた前回2019年の選挙では過去最高の71%を記録し、民主派が圧勝していた。
今回の選挙では市民の直接投票で選出される議席が約8割削減されたほか、全ての候補者が国家安全保障上の身元調査を受け、政府寄りの2つの委員会から推薦を得ることが義務付けられた。
民主派など少なくとも3つのグループのほか、一部の親中派候補もこの基準を満たせなかった。
当局は1万人以上の警官を配置し、厳重な警備態勢を敷いた。当局の発表によると、無効の票を投じるよう投稿したり、投票を妨害するよう呼びかけたりした容疑などで6人が逮捕された。
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