大混雑する北京の児童医院内の階段で点滴を受ける子供とその保護者、2023年11月23日撮影。(JADE GAO/AFP via Getty Images)

中国当局 新型コロナ変異株「JN.1」の感染者「7人確認」と発表 

中国の疾病予防管理当局は15日、12月10日までに、7人が中共ウイルス(新型コロナ)の変異ウイルス「JN.1」に感染していたことが確認された、と公表した。患者数の増加に伴い、今後、パンデミックの可能性も否定できないとしている。

当局の発表をうけて、ネット上では「病院はこんなに混雑している。7人のはずがないだろう」と不信の声も大きい。

現在、海外では新型コロナの変異ウイルス「JN.1」が猛威をふるっている。「JN.1」はオミクロン株の変異株BA.2.86(通称「ピロラ」)の子孫にあたるもので、感染力や免疫逃避能がこれまでの変異ウイルスよりも高いことが判っている。

中国各地で今、発熱や肺炎をともなう呼吸器系の感染症が、まさしく爆発的に流行っており、各地の病院では、昼夜を問わず患者でごった返している。

そのような状況下であっても、中国共産党は、あからさまな嘘をつき、真実を隠蔽してきた。

先月26日、中共中央と関係をもつある人物は、エポックタイムズの記者に対して「中国共産党の党首が、深刻化する疫病流行の実情を報道しないよう指示した」と明かした。

さらに「(この疫病を)新型コロナと呼ばず、インフルエンザや他の名称で呼ぶこと。さらに、外国人が中国に来なくならないよう、外国メディアによる取材を許さない」という指示もあったという。

そのため、多くの病院で行われている検査項目には、なんと「新型コロナの項目がない」のである。中共の公式メディアも、ほとんど新型コロナに関する報道はしていない。

そのようななか「自分で検査した結果、新型コロナ陽性だった」と明かすネットユーザーも少なくない。

しかし、感染の急速な拡大に伴い、ついに当局も新型コロナの流行を認めざるを得なっている。

各地ではすでに、PCR検査や感染対策アプリ「健康コード」の再開、学校内での消毒作業などの感染対策措置が講じられている。

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