2月6日、米運輸安全委員会(NTSB)は、アラスカ航空のボーイング機「737MAX9」の一部側壁が飛行中に吹き飛んだ事故について予備報告書を公表し、ボルト4つが欠如していたとの見方を示した。オレゴン州ポートランドで1月7日撮影、提供写真(2024年 ロイター/NTSB)

ボーイング事故機、パネルのボルト欠如 調査当局が予備報告

[ワシントン 6日 ロイター] – 米運輸安全委員会(NTSB)は6日、アラスカ航空のボーイング機「737MAX9」の一部側壁が飛行中に吹き飛んだ事故について予備報告書を公表し、ボルト4つが欠如していたとの見方を示した。

報告書のポイントは、使用しない非常口をふさぐ「ドアプラグ」と呼ばれるパネルがなぜ機体から外れたのかという点。

ドアプラグは航空部品大手スピリット・エアロシステムズが製造したもので、通常は4つのボルトと、さらにプラグの側面とドア枠に沿った12カ所の接続具で固定される。

報告書によると、事故機のドアプラグはワシントン州のボーイング工場でリベットの損傷を修理するためにいったん外され、その後再び取り付けられた。報告書には固定に必要なボルトが取り付けられていなかったことを示す写真も含まれている。

米航空安全専門家のジョン・コックス氏は、スピリットがボルトを取り付けず、ボーイングもそれに気づかなかったのか、あるいはボーイングが取り付けなかったのか、まだ答えは得られていないと述べた。

ボーイングは全てのドアプラグが仕様通り確実に取り付けられるよう管理計画を導入したと表明。デーブ・カルフーン最高経営責任者(CEO)は「(調査の)最終結果がどうであれ、起きたことに対しボーイングは責任がある」と述べた。

関連記事
5月15日、CNNは声明を発表し、史上最初の大統領テレビ討論会が6月27日にCNNで開催されることを確認した。以前、前大統領ドナルド・トランプはその日の早い時間に大統領ジョー・バイデンの招待を受け、6月と9月に二つの討論会に参加することになった。
バイデン米国大統領は2024年5月14日、中共(中国共産党)の不公平な貿易実態に対抗するため、複数の中国製品に […]
米国の大統領選挙が再び注目を集めている。現職のジョー・バイデン大統領と前大統領のドナルド・トランプ氏が、6月2 […]
連邦準備制度理事会(FRB)はアメリカの中央銀行として、政策のあらゆる側面に口を出している。それでも、先週のFRBのプレスリリースは極めて奇妙だった。FRBが気候変動を管理できると思うか?FRBの支配は災いをもたらすだけだ。
5月14日(火)、ドナルド・トランプ前大統領のニューヨーク裁判が行われているマンハッタンの裁判所の外で行われた短い記者会見で、マイク・ジョンソン下院議長(ルイジアナ州選出)は、この訴訟を「司法の茶番」と強く批判した。元訴訟弁護士で、現在共和党の最高位議員であるジョンソン氏は、この訴訟と米国の司法制度への広範な影響に憤りを表明した。彼はトランプ大統領に直接電話し、裁判に出席したいと伝えたという。