2月9日、ロシアのプーチン大統領は同日公表されたインタビューで、遺伝学や人工知能(AI)の発展のリスクに言及した。写真は6日、モスクワでインタビューに応じるプーチン氏。ロ大統領府提供(2024年 ロイター)

プーチン氏、遺伝学・AI発展のリスクに言及 核軍縮条約が参考に

[モスクワ 9日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は9日公表されたインタビューで、遺伝学や人工知能(AI)の発展のリスクに言及した。

プーチン氏は、世界がローマ帝国の滅亡時よりも急激な変化を遂げていると指摘。遺伝学で「スーパーマン」が誕生する可能性があり、米実業家のイーロン・マスク氏は人の脳に小型装置を埋め込んだと述べた。

ただ、人類は遺伝学やAIの発展について考える必要があり、冷戦期の核軍縮条約が参考になるかもしれないと発言。

「AIや遺伝学など現代の傾向の無制限かつ無秩序な発展を止めることはできないとの理解が生まれれば──また、人類から火薬を隠すことができなかったように、今後もこうした研究は続くとの理解が生まれれば──人類が自分や人類全体に対する脅威を感じた時に、これをどのように規制するかについて国家間で交渉する時期が来るように思う」と述べた

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