毎日のオリーブオイル摂取 健康と美容に与える6つの驚くべき効果(下)

オリーブオイルは、その驚くべき健康効果でますます注目を集めています。 多くの研究により、オリーブオイルがガンを予防し、脳を保護するだけでなく、炎症や痛みを抑え、血中脂質を低下させ、血糖値を下げ、健康な腸内フローラを促進することが確認されています。

4.炎症と痛みを軽減する

オリーブオイルには抗炎症作用のあるポリフェノールが含まれています。オリーブオイルをよく食べる人は、体の慢性炎症や関節痛などが軽減され、抗炎症薬への依存も低減されます。

近年、オリーブオイルに含まれる抗炎症性ポリフェノールには、強力な抗酸化作用があり、フリーラジカル(人の体を酸化させ、錆びさせるもの)を中和し、細胞の酸化ダメージを軽減するだけでなく、抗炎症作用、抗ウイルス作用、免疫調節作用が研究で判明しています。

5.腸内環境の改善

腸の状態は全身の健康と密接な関係があります。 オリーブオイルは腸の炎症を抑え、腸内フローラ(腸内細菌群)を整え、腸の病気に役立つことが多くの研究で証明されています。

6.美容とスキンケア

オリーブオイルは内用だけでなく、外用にも使えます。 筆者の友人であるノーマ・カマリさんなど、多くのスターや著名人がオリーブオイルを天然の美容製品としてスキンケアに使用しており、その結果はとても良いものです。

オリーブオイル摂取を控えるべき人

その強力な健康効果にもかかわらず、オリーブオイルは副作用を起こす可能性があります。 オリーブオイルを使用する際、以下の4つのグループの人は注意が必要です:

1.オリーブオイルにアレルギーや不耐性のある人

オリーブオイルを使用した後に、発疹、かゆみ、皮膚の赤みや腫れ、喉の痛みやかゆみ、喘息、腹痛、吐き気、嘔吐、腹部膨満感、その他の胃腸反応などの症状が現れた場合、オリーブオイルに対してアレルギーもしくは耐性の無い人です。オリーブオイルにアレルギーを持つのではなく、オリーブオイルに含まれる成分の一部に対するアレルギーの場合もあります。

2.胆のうの病気を持つ人

胆のう摘出術を受けた、慢性胆のう炎、胆石症のある人は、オリーブオイルを摂取すべきではありません。オリーブオイルは脂肪なので、胆嚢に胆汁を分泌させ、吸収と代謝を助ける必要が出てくるからです。 胆嚢の機能が低下している人は、オリーブオイルを使用した後、痛み、消化不良、腹部膨満感など、様々な不快感を感じる可能性があります。

3.膵臓の機能が低下している人

慢性膵炎、膵偽嚢胞、膵臓の嚢胞性線維症の人は、脂肪の代謝に影響を与えるため、オリーブオイルの摂取を控えるべきです。

4.胃腸の手術を受けた人

胃腸の手術を受けた人は、脂肪を消化しにくいため、オリーブオイルを摂取すべきではありません。

オリーブオイルの選択

オリーブオイルを選ぶ際は高品質なものを心がけ、特に特級エクストラバージンオリーブオイルが最良の選択です。エクストラバージンオリーブオイルは新鮮なオリーブの実を直接搾って作られており、加熱や精製などの再加工が一切なく、添加物も一切入っていないため、栄養素が最も保たれています。

精製されたオリーブオイルや、他のオイルと混ぜ合わされたオリーブオイルなど、加工されたオリーブオイルには、このような良い効果はありません。

オリーブオイルの保存と使用

オリーブオイルを保存する際は、高温や直射日光を避けることが大切です。オリーブオイルは発煙点(煙が発生する温度)が低めなので、冷たいサラダに和えたり、料理ができた後にかけたりするのがおすすめです。そうすることで、オリーブオイルの栄養価と爽やかな香りを保つことができます。

楊景端
王賀