次期戦闘機輸出へ運用指針変更、閣議決定でと岸田首相
Nobuhiro Kubo
[東京 13日 ロイター] – 岸田文雄首相は13日午後の参議院予算委員会で、国際共同開発する次期戦闘機を第三国へ輸出できるようにするため、防衛装備移転の運用指針改定を閣議決定すると表明した。戦闘機を実際に輸出する際も個別に閣議決定するとした。
岸田首相は公明党の西田実仁議員の質問に対し、「いわば二重の閣議決定という、より厳格なプロセスを経ることを考えている」と語った。今回の見直し対象は次期戦闘機に限り、輸出先は日本と防衛装備品・技術移転協定を結ぶ国に限定、戦闘が起きている国には輸出しないとも説明した。
日本は航空自衛隊の「F2」に代わる次期戦闘機を英国、イタリアと共同開発している。英伊は量産効果で開発コストを下げるため日本にも第三国への輸出を求めているが、日本は殺傷能力のある装備の輸出を運用指針で制限。連立与党の公明党が「解禁」に反対していたが、同党関係者によると、条件を厳格化すれば容認する方向に転じつつある。
関連記事
小泉防衛相は29日、フィリピンで開かれた第13回拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)への出席後、記者団の取材に対し、中国共産党の国防部長・董軍との会談が実現しなかったことについて「残念に思っている」と語った
小泉進次郎防衛相とヘグセス米国防長官は10月28日、フィリピン中部セブで会談し、複数の分野での協力強化で一致した
台湾の呉釗燮・国家安全会議秘書長は、中国共産党(中共)軍が空母「遼寧」の打撃群など複数の艦艇を出動させ、東アジアの「第一列島線」以東の海域で軍事演習を行っていると明らかにした。
日米共同統合演習「キーン・ソード27」が過去最大規模で実施。南西諸島に対艦ミサイルや長射程火力を展開し、宇宙・サイバー領域を含む全領域での連携強化を図る
元海上自衛隊幹部の山本勝也氏は20日、日本は米国と同盟関係にあるものの、中国(中共)が日本の沿岸領土で展開する「グレーゾーン」戦術への対応は、日本が主導しなければならないと述べた。