中国艦船、与那国島と台湾の間を航行
防衛省統合幕僚監部は、27日から28日にかけて、中国共産党のミサイル駆逐艦など2隻が与那国島(沖縄県)と台湾との間の海域を航行したと発表した。
発表によれば、25日から27日にかけて、中国共産党の海軍ジャンカイⅡ級フリゲート1隻(艦番号「549」)及びルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦1隻(艦番号「150」)の計2隻が、宮古島の南約150kmから石垣島の南約170km付近の海域を遊弋していた。27日から28日の間、与那国島と台湾との間の海域を北進し、魚釣島の西約80kmの海域を北進した。
なお、これらの艦艇は23日に奄美大島と横当島との間の海域を北東進したものと同一である。
海上自衛隊は護衛艦、哨戒機などを出して、警戒監視を行った。
関連記事
防衛省のシンクタンク「防衛研究所」が刊行する年次報告書「中国安全保障レポート2025」が12月17日、公表された。2025年版のテーマは「台頭するグローバル・サウスと中国」だ。
中谷元防衛相と沖縄県の玉城デニー知事が会談。中谷氏は、地負担軽減に取り組む姿勢を強調するも、玉城氏は硬い表情を崩さなかった。
12月12日、日本の海上自衛隊が中国海軍の艦艇6隻の動向を確認した。これらの艦艇は宮古島周辺の海域を航行し、沖縄本島と宮古島の間を通過して北西進または北進し、東シナ海へ向かった。
防衛費財源の3税(法人税、所得税、たばこ税)について、政府与党の増税案が明らかになった。手取りを増やす政策との整合性の観点から国民の理解を得られるかが課題となる。
12月10日、日英伊3か国が次世代戦闘機を共同開発するための国際機関が設立される。中国共産党の軍事的台頭への対応や米国の支持を背景に、インド太平洋と欧州を結ぶ新たな安全保障体制を構築する重要なプロジェクトとなっている。