地政学的リスクが影響する金価格、2024年世界の混乱が激化か
中東の最新情勢により、金価格が急騰している金融情報サイトEconomies.comによると、金価格は上昇トレンドにあり、ポジティブなシグナルが背景にあると報じられている。同サイトは金が1オンスあたり2400ドル(約37万1835円)を超えると、次なる目標は1オンスあたり2510ドル(約38万8815円)となる見通しをしている。
地政学的な対立や経済危機が金価格上昇の要因であり、現在の地政学的リスクの「主役」は中共(中国共産党)である。2024年は「金は嵐の夜に輝く」との標語が象徴するように、金市場にとって重要な年となる。
金価格が高騰している背景には様々な要因が絡んでいる。米国のインフレが続く中、FRB(連邦準備制度理事会)が利下げを延期していることや、中国の電気自動車の安売りダンピング、さらには地政学的リスクによる混乱がある。
関連記事
南アフリカ政府が、国内の鉄鋼産業を保護するために中国とタイ産の形鋼に対して高率のアンチダンピング関税を課した
日米首脳会談を通じ確認された日米同盟の「新たな黄金時代」を築く経済安全保障戦略の全貌に迫る
ローウィ研究所が指摘:日本政府はJOGMECを通じ、オーストラリアのライナス社と長期供給契約を延長、ブラジルとも協力。レアアース供給網の「脱中国化」が新たな段階へ。中国依存脱却へ積極策
ホルムズ海峡の航行危機に対し、元米高官が軍事力ではなく日本の経済力を活かした解決策を提案した。日銀による500億ドル規模の再保険枠組み構築を通じて、高市首相に期待される役割を解説する
金は通常、戦争などの局面では上昇する「安全資産の王」とされる。しかし、米国とイスラエルがイランの軍事目標に対して大規模な攻撃を開始して以降、原油価格が上昇する一方で、金価格は大きく変動しつつ下落傾向を示している。