6月17日、中国の李強首相の歓迎式典が行われた議会議事堂周辺で横断幕を広げて平和的な抗議活動を行っていた法輪功学習者を叩いたり、横断幕を奪おうとする華人の中年女性、2024年6月17日。(NTD新唐人テレビより)

抗議活動中に法輪功学習者が親中共グループから襲撃される=豪州

中国の李強首相がオーストラリアを訪問中の17日、抗議活動を行っていた一部の法輪功学習者が親中国共産党(中共)のグループから襲撃されたことがわかった。

李強の歓迎式典が行われたこの日、首都キャンベラの議会議事堂周辺で、オーストラリア国内の多くの団体が抗議活動を行った。議事堂前の芝生は親共・反中共陣営対峙の戦場となった。中国共産党の迫害を受けている多くの団体が抗議活動を行うなか、親中共グループの「歓迎隊」は拡声器を使って、抗議側のスピーチの声を意図的にかき消そうとする。

両陣営の間では時折怒号が飛び交い、現地警察が抗議陣営のチベット人を逮捕したことで、現場では一度騒ぎにもなった。

抗議現場では法輪功学習者のグループによる平和的な抗議も行われた。1列目の学習者たちは大きな横断幕を広げ、後ろにいる学習者たちは静かに煉功をする。

平和的な抗議を行う法輪功学習者に対し、叩いたり、暴力的に横断幕を奪おうする華人の中年女性のほか、中共の旗や棒などで学習者の身体を殴打する親共の男性もいた。

(抗議現場の様子)

 

NTD新唐人テレビの取材に応じた法輪功学習者ウィリアムさんによると、「6時半ごろ、私たちが道端に立って横断幕を広げている時、突然背後から突き飛ばされた。私はその勢いで道路に出てしまい、危うく転びそうになった。すると、その人は中国共産党の赤い旗をもって、今度は私の頭を思いっきり殴った。1度だけでは飽き足らず、再度襲撃しようとしていたので、私は彼の手から旗を奪ったが、それでも、彼は引き続き私を殴ろうとしていた」と話した。

NTD新唐人テレビの取材に応じる法輪功学習者のウィリアムさん。(NTDより)

長い棒で殴られたと訴える別の法輪功学習者のグローリアさんは、襲撃者は「グレーの服を着た男だ」と事件を振り返った。

法輪功学習者のグローリアさんを襲撃した男。(NTD新唐人テレビより)

襲撃を受けた法輪功学習者はその日のうちに現地警察に通報をし、写真や動画などの証拠も合わせて提出した。

この件に対し、オーストラリア法輪大法仏学会の趙会長は、「私たちがここにいるのは、中国や華人に反対しているというのではありません。中国共産党に対し、法輪功に対する迫害を停止することを求めるためです。私たちは中国共産党は中国や中国人を代表していないと信じています」と述べた。

NTD新唐人テレビの取材に応じたエリック氏は「親中共の人たちは往々にして挑発やチンピラのような手段を好み、そのうえ暴力的だ。彼らの主人である共産党と全く同じスタイルだ」と嘆いた。

エリック氏は昨年、中国からオーストラリアに亡命した中国公安部政治保衛局の元警官であり、先月13日付放送の豪メディアABCの調査報道番組「Four Corners」で中共がどのようにして海外の異見者を追い詰めているのかの内幕について暴露したばかりだ。

NTD新唐人テレビの取材に応じるエリック氏。(NTDより)
関連記事
中国共産党の官界では腐敗が取り締まられる一方で腐敗問題が続発し、内部粛清が一段と激化している。今年最初の2か月間で、40人以上の中国共産党高官が摘発された。
旧正月なのに市場は閑散。「お金があっても使わない」異変が広がる。本紙取材で見えたのは、先が見えない不安
勉強はつらいもの…そんな常識をひっくり返す若者が中国で急増中。なんと遊園地で参考書を開くという「無痛学習法」。なぜそんな場所で? 背景をのぞくと、いまの若者の本音が見えてくる
2026年、中国共産党軍で進行する苛烈な大粛清を分析。習近平が自ら抜擢した将官さえ次々と葬り去る異常事態は、軍の指揮系統を麻痺させている。独裁者が求める「絶対的な安全」が国家最大の危機を招く
中共第14期全国人民代表大会常務委員会第21回会議が26日、北京で閉幕した。会議は全国人民代表大会代表19人の資格剥奪を発表し、そのうち9人は軍の将官だったが、中央軍事委員会副主席の張又俠は、今回の罷免名簿に含まれなかった。