カナダ・トロントで空き物件急増、ローン金利高く売却殺到
[オタワ 17日 ロイター] – カナダで住宅ローン返済額が急増し、支払い不能になるのを恐れた所有者が慌てて売却する動きが広がっている。コンドミニアム市場で国内3分の2を占め、大都市圏の指標となるトロントでは、販売物件在庫が10年ぶりの高水準に達した。
売れ行き不振で空き物件が急増しており、今後数カ月間で値崩れが起きかねない情勢だ。カナダ最大の独立系住宅仲介業者ライト・アット・ホーム・リアルティのジョン・ルシンク社長は「買い手がいない」と悲鳴を上げる。トロントのコンドミニアムは年末までに10%値下がりする恐れがあるという。
物件を手放しているのは、5年前に記録的な低金利で住宅やアパートを購入し、収益性の高い賃貸物件を手に入れた住宅所有者と投資家たちだ。現在更新の時期を迎えようとしているが、足元の住宅ローン金利は5年前よりも随分と高い。カナダ銀行(中央銀行)は6月に約4年ぶりの利下げに転じたものの、依然として住宅所有者らを取り巻く環境は厳しい。
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