中国に対する外国直接投資が急落、中国企業も海外へ
中国国内の景気後退と、米国や欧州連合(EU)との貿易摩擦が激化する中、外国企業や投資家のみならず、中国企業までもが中国からの撤退を進めている。前四半期には、外国投資家が過去最高の約150億ドル(約2兆2146億円)を中国から引き上げ、純投資がマイナスに転じた。一方、米国への外国直接投資(FDI)は増加傾向にある。
中国人民銀行は、国内経済を刺激するために利下げを行っているが、投資家は米国債を購入することで約5%の利回りを得ることができ、中国経済のリスクを避ける傾向が強まっている。現在、中国経済が5%の成長目標を達成する可能性は低く、第2四半期のGDP成長率は4.7%にとどまった。
中国経済はコロナのロックダウン終了後も回復が遅れており、過去3年間で中国株式市場の時価総額は6兆ドル(約864兆円)以上の価値を失った。輸出は5月に縮小し、6月には部分的に回復したものの、成長は予想の2.7%を下回った。
関連記事
宇宙、AI、市場制度が絡み合う米中覇権レースの最前線を、SpaceXの史上最大IPOと日本の通信・インフラ安保の死角から読み解く。今後5年の地政学リスクと、日本が生き残るための要諦を提示する特別レポート
娘が父親の叱責をAIに相談し通報に至った事件を機に、現代の家庭教育の崩壊と道徳的危機の深層に迫る。学校が道徳教育を放棄し法律が親のしつけを奪う中、AIに善悪の判断を委ねる社会への強い警鐘を鳴らす
イーロン・マスク氏が率いるスペースXは、5億5555万5555株を1株あたり135ドルで公開し、750億ドルを調達する新規株式公開(IPO)を実施する。買うべきか、買わざるべきか
中国共産党による生体臓器収奪の告発は、なぜ信じられないのか。人は想像を超える悪に直面すると、事実よりもそれを否定する心理を選ぶ。善良さが認識を曇らせる構造を描く
米国は人間の判断を軸にAIと協働する一方、中国は技術窃取と自律化を進め機械依存を強化。倫理観と統治思想の差が戦争の形を左右す。