2025年1月3日、韓国の検察当局は尹錫悦氏の逮捕を取り消し、大統領官邸から退去する準備をしていた (JUNG YEON-JE/AFP via Getty Images)

韓国 尹錫悦大統領の拘束令状執行 緊迫の6時間攻防の末 中断

1月3日、韓国当局が弾劾された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する拘束令状を執行しようとしたが、大統領官邸の安全要員によって阻止された。最約6時間の対峙の末、最終的に検察と警察は逮捕状の執行を見送り、官邸を退去した。

尹錫悦氏は2024年12月3日に一時的な戒厳令を発動し、これによって弾劾されるとともに、内乱罪での刑事訴追に直面している。これまでに3回の出頭要請を拒否したため、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)はソウル西部地方法院に拘束令状を申請し、2024年12月31日に承認を受けた。

公捜処は1月3日、拘束令状の執行を開始したと発表。約3千人の警察を動員し衝突の拡大を防ぐ体制を敷いたが、官邸周辺には尹錫悦支持者が数百人集結。「人民が大統領を守る」と叫ぶなど緊迫した状況が続いた。

▶ 続きを読む
関連記事
ソウル中央地裁は19日、戒厳令発令で内乱首謀の罪などに問われた尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に対し、1審で無期懲役を言い渡した
北朝鮮工作員が生成AIで身分や履歴書を偽装し、遠隔IT職として各国企業に就職。米企業300社以上が被害を受けており、外貨は核・ミサイル開発資金に流用されていたと米メディアが明らかにした
韓国の情報機関は最近、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)氏の長女とされる金主愛(キム・ジュエ)氏の最近の行動と政治参加の度合いを総合的に分析した結果、金主愛氏が「後継者の養成段階」から正式に「後継者の内定段階」に移った可能性があると評価している
社会主義国家として「迷信排斥」を掲げてきた北朝鮮で、幹部らが失脚を恐れ、密かに占い師を訪ねているとの情報が伝えられている。韓国メディアによると、党大会を控えた人事不安を背景に、官僚層の間で占いに頼る動きが広がっている
ソウル中央地方法院は28日、前大統領夫人の金建希に懲役1年8か月と追徴金約1281.5万ウォンを言い渡した。一方、株価操作や政治資金法違反などの容疑については、いずれも無罪と判断