2025年1月3日、韓国の検察当局は尹錫悦氏の逮捕を取り消し、大統領官邸から退去する準備をしていた (JUNG YEON-JE/AFP via Getty Images)

韓国 尹錫悦大統領の拘束令状執行 緊迫の6時間攻防の末 中断

1月3日、韓国当局が弾劾された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する拘束令状を執行しようとしたが、大統領官邸の安全要員によって阻止された。最約6時間の対峙の末、最終的に検察と警察は逮捕状の執行を見送り、官邸を退去した。

尹錫悦氏は2024年12月3日に一時的な戒厳令を発動し、これによって弾劾されるとともに、内乱罪での刑事訴追に直面している。これまでに3回の出頭要請を拒否したため、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)はソウル西部地方法院に拘束令状を申請し、2024年12月31日に承認を受けた。

公捜処は1月3日、拘束令状の執行を開始したと発表。約3千人の警察を動員し衝突の拡大を防ぐ体制を敷いたが、官邸周辺には尹錫悦支持者が数百人集結。「人民が大統領を守る」と叫ぶなど緊迫した状況が続いた。

▶ 続きを読む
関連記事
G7サミットで、トランプ米大統領が韓国の李在明大統領を「強いリーダー」と評価。中東の戦争解決を引き合いに北朝鮮問題への主導を求めた李氏に対し、トランプ氏が呼応した緊密な米韓首脳外交の舞台裏
トランプ氏の発言に翻弄され、平壌へ駆けつけた習近平。その裏には、北朝鮮の核暴走が招く「日本の核武装」への強い恐怖があった。さらに原潜建造に動く韓国には沈黙せざるを得ない、中国の脆い外交実態を暴く
韓国ソウル中央地裁は6月12日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に懲役30年の判決を言い渡した。ドローンを北朝鮮領空に侵入させるよう指示し、南北間の緊張を高めて戒厳令の宣布に向けた根拠を作ろうとしたと認定
韓国の尹錫悦前大統領に対し、北朝鮮へのドローン侵入を指示したとして、ソウル中央地裁が一審で懲役30年を言い渡した
韓国で地方選挙の投票用紙不足問題が波紋を広げている。10日、韓国の16大学が共同声明を発表し、選挙と監視制度改革を求めている。再選挙求める抗議も続く