日本銀行(Shutterstock)

日銀総裁 国債買い入れ減額計画の中間評価を6月に実施へ

日本銀行の植田和男総裁は12日、衆院財務金融委員会において、国債買い入れの減額について「予見可能な形で減額していくことが適切である」との見解を示した。植田総裁は、2026年4月以降の買い入れ減額方針に関して、「今年6月にこれまでの減額計画の実行状況の中間評価を実施し、国債市場の動向や機能度を点検した上で改めて検討し、その結果を示す」と述べた。

日本銀行は2024年8月から国債買い入れの減額を開始している。具体的には、月間の買い入れ額を2024年7月までの6兆円程度から、2026年1〜3月期に3兆円程度まで減らす方針を公表しており、3か月ごとに4千億円ずつ減額していく計画となっている。2026年4月以降の減額方針はまだ決まっていないが、植田総裁は今年6月にそれまでの状況を検証・評価した上で、2026年4月以降の方針を検討する姿勢を示した。

また、アメリカの政策が日本経済に与える影響についても質問があり、植田総裁は「個別の政策だけでなく全体としてどういったパッケージであるか、為替がどういった政策の動きがあって動いたのかを総体として捉えないと影響は十分に分からない」と回答した。さらに、「現状では見極め難いが、非常に強い関心をもってみている」とも付け加えた。

▶ 続きを読む
関連記事
米国の次世代ミサイル防衛構想「ゴールデン・ドーム」に日本が参加へ。高市首相とトランプ大統領の首脳会談で表明予定。極超音速兵器(HGV)への対処や宇宙・防衛協力の深化など、日米同盟の新局面を解説
東日本大震災から15年、赤澤経産相が職員へ訓示を述べた。逃げ遅れを防ぐ「正常性バイアス」との闘い、廃炉現場への「フィジカルAI」導入による創造的復興のビジョンが語られた
国民生活や経済の基盤となるエネルギー問題。中東での原油生産減少に対し、日本や世界はどう動いているのか。最新の外務大臣談話をもとに、市場安定化に向けた取り組みと日本政府の対応方針を紹介する
震災から15年の11日、高市首相は追悼式で哀悼の誠を捧げ、Xでは「福島の復興なくして日本の再生なし」と復興への責任貫徹を表明した
富士通は3月10日、防衛装備庁の防衛イノベーション科学技術研究所から「令和7年度 意思決定迅速化実験装置の研究試作に基づく防衛用マルチAIエージェントによるAI幕僚能力獲得の研究」を受注したと発表した。AIエージェントを活用し、自衛隊の意思決定を支援する新たな作戦支援技術の研究開発を進める