中谷元防衛相、2015年当時、米ニューヨークで開かれた日米安全安全保障協議委員会の会議で発言(Andrew Burton/Getty Images)

日本とフィリピン防衛協力 新たな段階へ 装備品輸出に向けハイレベル協議枠組みを設置

中谷元防衛相は24日、フィリピンの首都マニラでテオドロ国防相と会談し、防衛装備品の輸出拡大に向けて両国の防衛当局間でハイレベルの協議枠組みを設置することで合意した。この動きは、南シナ海での中国の威圧的行動を念頭に置いたものであり、フィリピン軍の能力向上を図る狙いがある。

会談後の共同記者発表で中谷防衛相は「安全保障環境が厳しさを増す中、防衛面での協力をさらなる高みに引き上げる必要がある」と述べ、防衛装備や技術協力、部隊間の運用、人的交流の3分野で「両国の連携をスピード感を持って深めることで一致した」と明らかにした。

具体的な合意事項として、自衛隊とフィリピン軍の連携強化のため、部隊運用担当者間の「戦略的対話」を立ち上げることが決定された。また、両国は安全保障に関する機密情報の交換の在り方についても協議を開始することで合意した。

▶ 続きを読む
関連記事
戦争被爆国として日本では長く、核武装はもとより核をめぐる議論自体がタブーとされてきた。小泉進次郎防衛相は17日に、安全保障をめぐり「日本にとっては議論するのが難しい課題だが、触れざるを得ない一つは核だ」と述べた
中国海軍のミサイル駆逐艦が日本のEEZ内で射撃訓練。防衛省が初めて公表した。沖ノ鳥島沖ではロシア海軍を含む計4隻が航行しており、中ロの軍事連携強化を改めて印象付ける動きとなっている
佐藤正久元防衛副大臣は21日、中国共産党(中共)海軍のミサイル駆逐艦が沖ノ鳥島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内で射撃訓練を行ったことについて、中国による「法律戦」と「サラミ戦術」の一環だとの見方を示した
比中仲裁判断から10年。日本や同志国が「法の支配」を訴える裏で、赤龍・中国共産党は国際法を嘲笑い、軍事化を強行している。法律を「支配の道具」と見なす彼らの本性と、人類壊滅を狙う驚愕の陰謀を暴く
2月28日に始まった米国・イスラエルによるイラン攻撃は、最高指導者ハメネイ師の死亡とイランによるホルムズ海峡の […]