海運業に大きな変化 仏海運大手CMA CGM 米国に200億ドル投資へ
トランプ米大統領は3月6日、フランスの海運大手「CMA CGM(シーエムエー・シージーエム)」が米国内で200億ドルを投資し、港湾および物流施設を拡充する計画を発表した。この投資により、アメリカの港湾処理能力が向上し、造船業が活性化することが期待されている。
トランプ政権は、アメリカの造船業を復活させ、中国共産党(中共)の世界の海運業界での支配的地位を弱体化させることを目指している。このため、トランプ氏は3月5日の執政方針演説で、ホワイトハウス内に「造船業オフィス(Office of Shipbuilding)」を新設することを発表した。この機関は米国内での船舶建造を推進する専任機関となる。
6日、CMA CGMのロドルフ・サーデ最高経営責任者(CEO)は、ホワイトハウスでトランプ氏と会談し、200億ドルの投資計画を正式に確認した。サーデ氏は、このプロジェクトにより1万人の雇用が創出されると強調した。
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