中国湖南省長沙市の教育当局による新制度の発表。(スクリーンショット)
特権階級が優遇される中国の不公平な教育制度

教育界にも存在する「特権」 受験では「官僚子女」が優遇される=中国

言わずと知れた中国の特権制度。食品や医療での「特供(特別供給)」により、共産党幹部や富裕層だけが、安全で高品質なサービスを受けられて来たが、いまや教育分野にまで、その手が届いた。

中国湖南省長沙市の教育当局は3月24日「今年から、高校入試で『高レベル人材』の子女を(一般受験生とは異なる)特別枠で選抜する新制度を発表し、波紋を広げた。

なお、いわゆる「高レベル人材(中国語:高層次人材)」とは、現地政府が認定した富裕層や幹部層で、年収50万元(約1000万円)以上の企業幹部が大半を占める。これにより、特権階級の子女は、一般枠(庶民の子女)の受験生と競わずに入試を突破できると言う。

▶ 続きを読む
関連記事
中国が進める「軍民融合」の実態を解説。商船をミサイル艦へ転換する「中大79」や、戦車を輸送する大型フェリー、さらに「海上民兵」という民間を装う準軍事組織の脅威など、偽装される海上戦略の深層に迫る
中国のファーウェイ系EVで異常動作。「開く(後ろへ倒して)」と指示した座席は逆に前へ倒す動きを始め、子供を挟みかけた。父親が「止まれ!」と何度叫んでもシステムは反応せず、中国SNSで「危なすぎる」と波紋が広がっている
中国AI「豆包」で、歴史上の大統領を検索すると人気俳優の画像が表示される騒動が発生。有料化直後だっただけに、「これで課金?」と批判が広がり、中国SNSでトレンド入り
中共系企業が提供する安価な5G通信網。その裏では、各国を技術・資金・インフラ面で依存させる「シリコン・カーテン」が広がっている。ファーウェイ問題や一帯一路を通じて進む「デジタル属国化」の実態を分析する
最近、中国版のTikTok、抖音(ドウイン)では「深夜の造反」と呼ばれる現象が現れている。市民が隠喩的な文章で、特定の時間帯に中国共産党への不満を投稿している。