(shutterstock)

拳銃所持の外国人 関空通過後に自己申告 検査体制に疑問も

4月2日、兵庫県警は、米国籍で住所不定、無職のピーターソン・ランディ・アラン容疑者(73)を、銃砲刀剣類所持等取締法違反(不法所持)の疑いで逮捕・送検したと発表した。容疑者は、スーツケースに拳銃を入れたまま関西国際空港の税関検査を通過してしまったとしたとみられ、警察が詳しい経緯を調べている。

県警によると、アラン容疑者は、3月22日、ハワイ発の航空機で関西空港に到着し、入国した。その後、大阪市内のホテルに宿泊した際、スーツケースの中に拳銃が入っていることに気づいたという。容疑者は、「護身用に持っていたが、誤ってそのまま持ち込んでしまった」と、供述した。

同日、神戸港からクルーズ船に乗船する際、アラン容疑者は、係員に拳銃を自己申告し、さらに、「拳銃と銃弾を一緒に所持していると罪が重くなると思い、弾は神戸港のターミナルで捨てた」と話した。警察の捜査で、捨てられた銃弾は港内のトイレのごみ箱から発見された。アラン容疑者は翌23日に逮捕された。

▶ 続きを読む
関連記事
留学生の学費は見直しが進む。早稲田大が引き上げを検討し、東北大は2027年度から1.7倍の90万円へ。支援体制の負担増が背景にある。
国内線の路線維持に向け、国土交通省が航空会社どうしのダイヤ調整を、減便せず便数を保つことを条件に認める方針を示すことになった。便が同じ時間帯に集中する課題を改善し、搭乗率の向上につなげたい考えだ。
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
古代から続く中国伝統文化の精神を現代に甦らせる神韻芸術団。その豊かな芸術世界を紹介する「神韻作品」ポスター展が、12月と1月に東京都内で開催される
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている