4月14日、ソウル中央地方法院の周辺では、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が初めて「内乱罪」の裁判に出廷することを受けて、警察が多数の警備用バスを動員し、出入口を封鎖するなど厳重な警備態勢が敷かれた(KOREA POOL/AFP via Getty Images)

尹錫悦前大統領 内乱首謀罪で初公判

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に対する初公判が14日、ソウル中央地裁で開かれた。2024年12月の非常戒厳令発令をめぐり、内乱首謀罪(韓国刑法第87条)で起訴されたもので、大統領に対する同罪適用は韓国史上初。首謀者と認定された場合、死刑または無期懲役・無期禁錮が科される可能性がある。

問題の発端は、尹氏が昨年12月3日に「国家安全保障の危機」を理由として非常戒厳令を宣言したことにある。国民の抗議や国会の反対を受け、発令から6時間後に撤回した。12月14日には国会が弾劾案を可決し、大統領職は停止された。

韓国憲法裁判所は今年4月4日、尹氏が「憲法を擁護する義務に違反し、国民の政治的基本権を侵害した」として弾劾を妥当と判断し、罷免を決定した。尹氏は起訴されたすべての容疑を否認している。11日には官邸を退去し、裁判所から徒歩圏にある私邸に戻っている。

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