石破茂首相(提供:首相官邸ウェブサイト スクリーンショット )

国民一律の現金給付は見送り 大規模経済対策なし

政府と与党は、物価高対策として議論されていた国民一律の現金給付について、今国会での実施を見送る方針を固めた。これに伴い、現金給付のための補正予算案も国会に提出しないことが決まった。複数の政府・与党幹部が16日までに明らかにしている。

政府・与党内では、アメリカのトランプ政権による高関税措置や長引く物価高への対応として、国民一律3万~5万円の現金給付案が検討されてきた。しかし、給付には数兆円規模の財源が必要となることや、世論調査で「バラマキ」との批判や否定的な意見が多かったことから、実施は見送られることになった。

林芳正官房長官は、「令和7年度(2025年度)予算も成立したばかりであり、補正予算や経済対策について検討している事実はない」と述べ、現時点で新たな補正予算案の編成は行わない考えを示した。また、公明党の西田幹事長も、当面は既存の低所得者世帯向けの給付金などを通じて国民の負担軽減を図る方針を示している。

▶ 続きを読む
関連記事
高市早苗首相は、北朝鮮による拉致被害者の家族らと首相官邸で面会し、拉致問題の解決に向け「私の代で何としても突破口を開く」との決意を示した。9月の日米首脳会談では、トランプ米大統領から拉致問題の解決に対する強い支持を得たと説明した。読売新聞が報じた
参政党は10月6日、旧姓の通称使用の機会を広げる「旧氏を通称として使用する機会の拡大を図るための措置等に関する法律案」を単独で参議院に提出した。
高市早苗首相が臨時国会で所信表明。積極財政による経済再生と、外交・安全保障の強化を政権運営の両輪に。AI・半導体への投資、中国への「主張すべきは主張する」姿勢も示した。今後は政策の実行力と財源が焦点となる
食卓を支える農村が消える?2050年、全国の4分の1の集落が機能停止の危機に直面。食料・安全保障危機を未然に防ぐため、守るべき農地の「線引き」や広域連携、「農村の終活」という新たな選択肢に迫る
高市早苗首相は、自民党の外国人政策本部「安全保障と土地法制に関するプロジェクトチーム」から提言を受け、安全保障の観点から土地取得の新たなルールなどを盛り込む重要土地等調査法改正案を、10月5日開会の臨時国会に提出する方針を明らかにした。